劇場公開日 2022年2月25日

「映画人のん」Ribbon 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5映画人のん

2022年3月28日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

萌える

2022年映画館鑑賞11作品目
3月27日(日)チネラヴィータ
1400円

のん長編映画初監督作品
脚本も主演ものん

ジャンルとしてはコロナ禍映画である
そんなジャンルはないのだろうがとにかく青春映画というよりコロナ禍映画である

美大生がコロナの影響で発表の場を失い自作の作品をアパートに持ち帰る話

ヒロインと家族と親友と旧友が主な登場人物
っていうかほとんどそれ

どちらかといえばコメディー
少しファンタジー

タイトルはリボンだが『ちびまる子ちゃん』『お父さんは心配性』『ねこねこ幻想曲』のりぼんとは関係ない
リボンは何を意味しているのかよくわからない
『包帯クラブ』の包帯みたいなものなのか

ヒロインとその身内とのやりとりを見るにつけ風刺というかコロナ禍で右往左往している一般大衆のことを小馬鹿にしているような気がした
ベタな効果音も手伝って
だが自分は別にカチンとは来なかった

若手女優が初めてメガホンをとったわりにはわりと良い
関西出身者ならではのどうせなら笑かそうという精神が反映してるのかもしれない

彼女は干されているらしいが実際はそうではあるまい
彼女の方からテレビの仕事を極力断っているのではなかろうか
映画のペースの方が彼女に合っているのかも知れない

野川新栄