劇場公開日 2021年10月22日

ひらいてのレビュー・感想・評価

全127件中、41~60件目を表示

4.0余白が際立たせる性春

2021年11月26日
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鑑賞方法:映画館

ドキュメンタリーのように、余計な演出音がない中で、純粋で、残酷で、退屈で、そしてジェンダーレスな性春が鮮やかに描かれた。

何者でもない自分への焦燥感、アイデンティティを求める自分、その体現の仕方は、愛、たとえ、みゆき、其々のスタイルで開いていく。

私自身、たとえにとても似ていた高校生で、もっと早くか「ひらいて」いたら、どんな人生だったかと、暫し想いを馳せた。

淡々とした展開の中に仕組まれた緊張感のある画面、セリフ、シナリオが、秀逸。

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みっちゃん

4.0もっと観ていたい

2021年11月23日
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鑑賞方法:映画館

高校生の禁断の三角関係を描いた青春恋愛映画。学校を舞台としている作品ですが一般的な恋愛ものとは一味違う。
キャスト陣の演技も素晴らしく高校生の激しく揺れ動く感情がヒシヒシと伝わってきて感情移入した。特に主演・山田杏奈の表情豊かな演技力は抜群。目で殺すような圧倒的な演技に引き込まれて魅了された。3人をもっと観ていたくなるような魅力的な作品です。
2021-182

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隣組

3.5山田杏奈と綿矢りさの限界を感じてしまうけど

2021年11月23日
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鑑賞方法:映画館

山田杏奈は超絶美少女だよね。でも超絶美少女役しかできないという弱点があるの。
そこをなんとかしようということなのか、クセのある原作映画に出ることが多いかな。
本作もそうで、いや頑張ってるなとは思うんだけど、山田杏奈の顔をアップで映されたら、それを超える演技って難しいよね。

原作もどうなんだろう。綿矢りさ作品は当たり外れがある気がするけど、これは当たってないんじゃないかな。

芋生悠は良かったね。これだけ可愛かったら友達できないとかないよ多分。
作間龍斗はモテるだろうな。なんせ山田杏奈の下着姿にビクともしないからね。これは、モテる。

話は、ずっと不穏な雰囲気が続いてて良かったな。「山田杏奈なにしでかすんだ」って観ていられた。
深みがなかった気がするんだけど、それは綿矢りさの責任だからね。

山田杏奈も化けた感じはなかったけど、超絶美少女はスクリーンから消えて欲しくないから、なんとかなって欲しいな。

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Scott

0.5ただの恋愛映画

2021年11月22日
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srrrin_88

3.5山田杏奈は凄えな。

2021年11月17日
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山田杏奈の女優魂を無理矢理輸血されたような衝撃。
JK同士の性行為(露骨表現失礼)ばかり話題になるが
全ては山田杏奈の眼に殺られた。

正直、物語は不時着の連続だが
スッキリしなさもこの年の女の子の感情か。
悪い女の中にあるちょっとした答え。
それを見つけるのが楽しい作品。

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溶かしバター大盛りポップコーン

4.0タイトルなし

2021年11月17日
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その時期のその感情
女子がみんなそれを持ってるわけではないだろうということもわかるし、とても残酷だったりそれが正直だったり。そしてそれをみんなが肯定理解してくれないのもわかるけど、その時期にしかない輝きの一部なのかもしれない。残酷だけど美しく自分も周りの人のことも傷つける。

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らっこおやじ

4.0ふわっとして掴みどころのない作品

2021年11月15日
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原作未読。
そもそも、綿矢りさの作品自体手にした事が無かったのだが、原作を読んでいたとしても果たしてどうだったろう?

女子2人がバイセクシャルというか両刀使い。
そういう素養があった、という一言で片付けるのは簡単だが、具体的に描かず、
そこに至るにはどんな成長過程があったのだろう? と受取り手(観客側)に考えさせる余地を広めに取っているシナリオ展開が印象的。

象徴的なのが、2人が憧れるたとえ君(作間龍斗)を含め、主要な3人がいずれも片親しか登場しないが、
もう片方の親の現状やその関係性を敢えてサラッとしか触れていないながらも、ところどころに盛り込んで来るところに「ここに鍵があるのでは?」と観る側の興味を掻き立てる。

そういう意味では観客の感受性に委ねられる作品かな、という印象。

作中のセリフにもあるが愛(山田杏奈)の眼の演技も心に残った。

それにしても、山田杏奈がレズ行為とは驚いた。しかも、下着姿にまでなってとは・・・
相手役の芋生悠ともども可憐な2人なので絵面は綺麗で良かったが、ともすれば、作品全体の評価を決めかねない重要シーンだけにイヤラしくない撮り方をしたカメラワークも含めて、あっぱれと言いたい。

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藤崎修次

5.0内面は時に他人からも見える

2021年11月13日
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山田C

2.5官能文学ドロドロ恋愛映画

2021年11月13日
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よくある学園物の恋愛映画なのかな?と思っていたら本格的な官能的、文学的なドロドロ恋愛映画でした。自分はやはりエンタメ映画が好きなので自分の好みと正直合わなかったです。
ただ山田杏奈と芋生悠のかなり体を張った演技は評価したいと思います。

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canghuixing

4.0愛情の横滑り。

2021年11月11日
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鑑賞方法:映画館

トレイラー見ただけ、予習なしで見ました。
キャスト役者が良い。
凝った演出は少ないけどかなり見ごたえあったし、ドキドキした。女性の監督脚本ならでわなんだと思う、もちろん原作も良いのだろう。

ぼちぼち刃傷沙汰になって終わるのかと思いきや粘る粘る、、あくまで日常から逃げないのが凄い。

好きな人が好きな人を好きになるとか、悪戯のつもりが本気に、、主人公の満たされない気持ちと、興味とで始めた行動だったが愛情の地滑り、横滑り的な事故物件。

まぁ、人を好きになる条件ってそんな事かもなぁと思い、自分のなかのアルアルボタン連打してしまった。

終わり方もかっこよい。

2人が主人公を否定する件が唯一ぴんと来なかったが、私自身が主人公側の自分しか愛してない人間だからなのかもしれない。

年末忙しくて久々見た映画が当たりで嬉しい。

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masayasama

5.0愛を愛さずにはいられなかった。

2021年11月8日
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興奮

難しい

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愛

4.0「ひらいて」の解釈

2021年11月6日
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マサ

5.0山田杏奈がすごい!

2021年11月6日
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楽しい

興奮

難しい

出演者が少なく
メイン演者3名の演技が大きく影響する作品
山田杏奈・芋生悠の演技力素晴らしかった!
部屋での二人のからみは良かった!

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優介

2.5山田杏奈か石川瑠華か

2021年11月5日
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山田杏奈が演じる役はことごとく一筋縄ではいかないね。沖縄のバンド描いたのくらいじゃないかな。
全力可愛い主人公させたら森七菜くらい一般受けしそいなんだけど。
ただ虜にはなる。この人がキャストに名を連ねてたら見ずにはいられない。
ただこの映画は見終わってもやもやが止まらないけど

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なうなぱぱ

3.0ヒロイン失格

2021年11月5日
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悲しい

怖い

興奮

2021年映画館鑑賞93作品目
11月4日(木)イオンシネマ新利府

ひらいては心ひらいて

原作未読
原作は『インストール』『勝手にふるえてろ』『夢を与える』『私をくいとめて』の綿矢りさ

首藤凛監督長編作品初鑑賞

学園もの
ゾンビは出ないしタイムスリップはしないし男女が入れ替わったりしない
ヤンキーは出ないし東大を目指すわけでもない
ヒロイン失格のようなコメディーじゃないし君に届けのようなさえない女子の恋が成就するような話ではない

「気が強いって女にしか使わないよね」

「貧しい笑顔だね」

主人公木村愛演じる山田杏奈が可愛い
決して可愛いキャラでは無いが可愛い
きっと小顔で童顔だからだろう
高3女子がしっくりくる
それでいて胸が大きいしいいカラダをしている
ソフトオンデマンドが黙っちゃいない

片想いの恋を寄せるたとえの前で下着姿になって誘惑するも拒絶される
『白蛇抄』の仙道敦子を思い出した

レズシーンあり
ヌード無し
レズが嫌い人には向いていない
最近ゲイの映画が多く作られているがその反面でレズの映画が少ないような気がする
こんなところでも男性中心社会なんだなと

主人公に共感できないと映画鑑賞を楽しめない人には向いていない
学園ものの模範的主人公から大きく外れている
綿矢りさらしいといえばらしい

泡吹いた炭酸ジュースを歩きながら中身を捨ててポイっと投げ捨てるシーン好き

サンマルユ逆さに読んだら
やめておこう

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野川新栄

4.0私じゃダメ? 私、西村君のこと、ほんと好きなんだけど。

2021年11月5日
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恋敵をつぶしにかかる小悪魔感むき出しの、愛。それを憎たらしさ全開にみせない、山田杏奈の演技の妙味。
影が薄いのに存在感がある、たとえ。その訳はのちに知るのだが、彼のまっすぐでブレないキャラが、物語の全体像に一本の筋を通している。
暗くて地味な、美雪。たしかに愛だったらたとえを横取りしたくなるほどの弱々しい存在。
こういう、恋人のいる男に横恋慕する話はごまんとある。ただ、奪う側を主人公にする視点がどこか新鮮だった。たとえに脈がないと悟れば作戦を変えるしつこさ。美雪が「好き」を勘違いしたときの、切り替えの速さ。暴力的で、独善的で、陰湿で。ずっと、厭味ったらしいままなら凡庸な話なんだが、メンタル強そうだった愛の感情や行動がどんどんブレる。愛はどうなっていくんだろう?と心配しだした頃から、いつの間にか、愛の感情に入り込んでしまっている。けして褒められた恋愛ではないのに、どの場面かで、つい涙腺が緩んでしまったくらいだ。それは愛の歪んだ愛情が、一途に見えてしまったからなのだろうか。たとえも、美雪も、それぞれの立場で愛を受け入れてしまったように見えるからだろうか。
そして最後に。ようやく愛自身が心を、ひらく。愛の奔放な行動は、けして歳に似合わない打算や泥臭さではなく、歳相応の純真さに思えてしまった。
エンドロールで改めて思い出した。なるほどこれは、綿矢りさだったっけ、と。

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栗太郎

4.0そのアラーム音、目覚め悪くない?

2021年11月4日
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笑える

怖い

興奮

大好きな山田杏奈主演ということで鑑賞。
ドロドロした恋愛映画のようなので楽しみな反面、1本目に観た草の響きからのこれは重そうなので、少し覚悟して劇場へ。

いや、これヤバイ笑
予想以上にやってくれました。
山田杏奈が出ている映画でえぐいもの多くない?ミスミソウとか樹海村とか哀愁しんでれらとかさ。

頭が良く校内で人気者の愛(山田杏奈)。彼女は、クラスでは地味でいつも1人でいるたとえ(作間龍斗)に思いを寄せていたが、彼には持病を抱える陰気な少女・美雪(芋生悠)と密かに付き合っていた。

山田杏奈がえげつない。
ジオラマボーイ・パノラマガールでは未来に希望しか無い明るくて健気な少女を演じていたのに、本作では笑顔が全て嘘に見える恐ろしい少女になっていた。冒頭から怖すぎる。闇が深すぎるし目に光が無さすぎるし。すごい役者だ、この人は。あんなにも可愛いのにどうしてここまで出来るんだ...。

そんな山田杏奈が演じた主人公・愛。
自分に振り向いてくれさえすれば何だってやる。好意を寄せている男子を見つけると、自分が持っているゴミ箱を階段からぶちまける。好きで好きで仕方なくて、でも誰にも勘づかれないように気をつけていたけれど、我慢を知らない彼女は爆発してしまう。
今まで見てきた映画の主人公の中でも1番病んでるし1番自分勝手。それでもいくつか共感できる部分があるし、山田杏奈の好演もあってか非常に魅力的。なんとも不思議な主人公。個人的にはこの感情が読み取れず実際いたら近づきたくない愛というキャラクターがかなり好きで、「サマーフィルムにのって」のハダシの次に好きな映画の主人公となりました。

かなり狂ってる。何から何まで狂ってる。
ストーリーも展開も登場人物も主題歌も。
哀愁しんでれら×ミスミソウ×人間失格って感じ。
そもそも、手紙を奪い読んで好きな人が密かに付き合っていた彼女に近づき崩壊させるというストーリー、かなりえげつない笑 原作も読んでみたくなりました。
主題歌にもかなり驚いた。恋がしたい恋がしたい恋がしたい、最悪。ものすごいフレーズだこと。最初と最後全く同じセリフなのに激変。最悪と言った瞬間にパタンと終わったのがゾッとした。最高の終わり方だった。

この物語の登場人物は全員自分に酔っている。
そして、全員距離がある。
主人公と好きな人、主人公と友達、主人公と好きな人の彼女、主人公と親、主人公と先生。カップルもセフレも親子関係も、埋めることが出来ない隙間があってもどかしさと息苦しさを感じる。
こんな風にセリフとしては無いが関係性や登場人物に着目すると、自ずと伝えたいことが見えてくる。このような描きがとても丁寧で見やすく、鑑賞後も楽しい。鶴は平和の象徴。ひらいてというタイトルもラスト際で意味が理解できた気がしました。こりゃ面白い...。

ただ、見ごたえはあまり無い。
もっと色んな出来事欲しかったし、冒頭30分には疑問点が残るし、どうしても物足りなさを感じてしまった。登場人物に関する描きが不足しており、これはこれで悪くないんだけどちょっと雑さがみえた。

インパクトがちょっと弱い。
えげつないし、狂ってるんだけどせっかくの映画だからもっと大胆にド派手にやらないと映画映えしない。やってることエグいのになんか柔らかくて優しい雰囲気なんだよなぁ。

いやでも、ものすごい映画を見てしまいました。
色んな意味で素晴らしい本作。
山田杏奈好きにはたまらない一作でした。これ、リピートしたくなるなぁ。。。

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サプライズ

4.0よく出来てて感心。シニア世代でも楽しめた

2021年11月4日
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評判が良さそうなので、見てきました。
私のようなシニア世代でも興味深く楽しく見れました。
アイドル主演で軽い作品と思ってましたが、なかなか重くてシリアスで意外でした。
高校生の三角関係と聞くと大した事なく明るく終わる学園物と思ったが後半のドロドロ感はかなり強烈。
ラストどうなることやらと思ってたら主役女優の台詞一言で終わらすEDも良かったです。
今からでも映画館で見るべき。

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Yoji

4.0静かなのに感情が激しい作品

2021年11月4日
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原作ファンです。
一見淡々と物語が進んでいくのに、登場人物達の感情表現が凄い。
大声を張り上げたりしているわけではないのに演者さん達が凄いのさそれが伝わってきました。
原作とは少し異なる終わり方でしたが、また改めて観に行きたくなる作品です、

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喜怒哀楽

4.0すばらしかった

2021年11月4日
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吉泉知彦