劇場公開日 2021年10月22日

「暴力と若さ」ひらいて ロリータねずみさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0暴力と若さ

2024年3月8日
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鑑賞方法:映画館

まずは原作との違いから明記しておきます。1番の違いはキャラクタービジュアルだと思います。

主人公は一重で性格がキツいが友人に囲まれている子。一方みゆきは色白美人で入学当初はその美しさから注目を集めていたが持病ゆえに徐々に同級生との距離が生まれてしまった子。そしてたとえは主人公だけがその良さを知っていると思い込んでいた、年齢の割にしっかりした体の作りの静かな男の子。

一方こちらの映画では3人とも描き方が上記と異なりますが、特にみゆきの顔の華やかさが強調されていない印象です。たとえくんがどうして彼女を好きになったのかということを考えた時に、視聴者がより内面に目を向けてその理由を考えやすくなっている気がしました。

内容に入ります。
この映画の最大の武器は主人公の若さと個人の性質による暴力性です。よくある恋愛映画と一線を画す理由はここです。

10代の頃、今の自分から考えると馬鹿らしいようなことで暴れ出したくて叫びたいような気持ちがあると思います。
それを溢れ出るたとえへの興味から表に出して爆発させてしまう主人公を見ていると、彼女を痛いと表現する方もいますが、私にとっては自分の代わりに大暴れしてくれる最高に爽快感がある人間に思えます。

いつか彼女が大人になって落ち着いた精神状態を手に入れたとしても、あの時の行動を恥じないだろうなと思います。そういった強さを感じるところも大好きです。

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ロリータねずみ