「原題:Search and Destroyとは思えない内容。邦題も酷い。」エージェント:カーター 暴走列車 アルさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5原題:Search and Destroyとは思えない内容。邦題も酷い。

2021年9月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

寝られる

こんなにも全ての音楽がシーンに合わないと感じた映画は初めてかもしれない。その雰囲気に合わない音量大きめの曲が、シーン毎に耳に障る事でセリフが頭に全く入ってこない。各シーンもカットの繋ぎ合わせ感が常に見えてしまい、臨場感と没入感が大きく損なわれている。演出が酷過ぎる。

無意味なセリフも多く、ジョークも酷い。とても作戦とは思えない内容で、潜入も雑。エージェント、特殊部隊とはとても思えない質。いつ見つかるか分からない場所に潜入しているのに、全員で銃を構えて真ん中を堂々と進む神経を疑う。

爆発する要素の無い所もとにかく爆破の演出で派手に見せているが、どうにも昭和の特撮レベルなので醒めた目で見てしまう。挿入歌も謎。大袈裟な爆弾の設定だが見た目も残念。これだけ危険で大事な案件?を、融通のきかない列車で運ぶリスクを選択する理由もわからない。

最初から最後まで脚本がザル過ぎて驚く。続編を匂わせるラストにまた驚く。さらに製作が2020年と知ってさらに驚く。ここまで来ると逆に凄い。

自身のレビューでこんな総評★0.5を付ける作品に出逢えるとは思わなかった。寝ないで観終えた自分に拍手。

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アル