プラットフォームのレビュー・感想・評価
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シンプルな設定ながらも見応えあり。
上の階層の食べ残しが上から降りてくる、というシンプルな設定だが、階層が1ヶ月で変わるということへの恐怖や、そこにいる人間に対する恐怖を描いた作品。
みんなで平等に取り分ければ皆が恐らく飢えないことは分かりつつも、そんなことをできるはずもなく、最下層の人々には全く食事が残らない。この辺は現実世界で裕福な人々と上に苦しむ人々へのメタファーではあるだろうね。
ただ、下層あたりでは死んだ人の肉を食ったり、そもそも殺して食ったりとなかなかにカオスな状況になる。
正直かなりグロいしキモいので、そういうのが苦手な人は無理。俺も無理なのでかなり飛ばし飛ばし見ました。
でも最後まで見たのは最後の結末を知りたかったから。
最後まで食べ物を残せば、管理者である上の人たちへのメッセージになる。それは確かにメッセージになりそう。
ただ、最後に子供を行かせたのは?16歳以下の子供は絶対に入れないようにしてるから?
てか、なんで子供が最下層333にいたのか?そしてなぜ生きてるのか。
その辺が謎すぎて、イマイチピンと来ませんでした。
ま、いいのか?
てか、そもそもあの机に乗って上に行けるなら、みんなそうしてるのでは?
考察見てからもう一回見たいけれど見たくない
Twitterで話題になっていたため視聴。
救われる系かな?と思ったけれどまぁ救いはなかった笑、一回いい思いをした分、階が下がって食料がなくなった時の絶望がすごい笑
施設に閉じ込められてるし環境が一ヶ月で変わるから苦しいけれど現実世界もわりとこういう感じよね笑
怖さで言ったら結構高かったし純度も良かったので星4で。視聴した方々の考察レビューも見てみたいなと思いました。
メッセージ性が強すぎて、私にはよく分からない
設定が面白がったので、観てみました。アマプラで。結構グロテスクです。
ちょっと設定を整理すると、
様々な境遇の人達が塔に閉じ込められ、上から降りてくる食事を食べる。ただし、食べられるのは上の階の人の残飯のみ。各層には2人。
食べ物を保管すると部屋が高温or低温になって死ぬ。
半年間、過ごすと認定書(?)が貰える。
って感じでした。
様々な人→人を殺した人、元ここの職員の人、自ら入った人、体が悪い人、息子を探す女性などなどでした。
個人的な感想としては、上の階にいる人は必要以上に貪って、中位階の人らは残ったものを奪い合って、下の階の人は同じ階の人から奪うって言う社会的なメッセージなのかなーって感じです。息子を探す女性も途中で殺されてしまうのですが、何のためのキャラクターなのか分からないです。
1番下の階が333階で、その部屋には何故か子供がいました。なんで生きているのかは不明。
この子が上のやつら(閉じ込めて食事を提供している団体)への伝言だ!みたいな空気で終わりますが、子供が希望だ!っていう安いエンディングにしか見えませんでした。どういう意味なんだろう?
シチュエーションスリラー
禁煙を目指して入所した、縦穴型のセンター。
入所時に眠り、目覚めると独房のような部屋にもう一人の同居人が。
そこはセンターの一室。
真ん中には大きな四角い穴が空いていて、上層階からプラットフォームと呼ばれる台座が降りてくる。
プラットフォームには食事が盛り付けられていて、下層に行くにつれて食べ物は何も残っていない。上層にいる間は、食べ物があるからラッキーだということ。
1ヶ月経つと、ランダムに居住階が変わる。下層になったら食べ物を配給されない状態で、1ヶ月耐えないといけない。
そこで生活をして、一定期間後に認定証をもらって出所する。
主人公の同居人は殺人罪でセンターに入所していた。ひとつだけ持ち込みを許可された道具に、同居人は包丁を選んでいる。
主人公は本を選んでいた。
設定は面白く、最初の30分ぐらいはハラハラドキドキ。
ヒエラルキーの隠喩など、見どころはある。
でも詳細がつめられていない点が気になってくる。
①四角い穴を階層をまたがって上下動するプラットフォームの科学的な仕組みは??台座に食べ物が乗ってるだけに見える。空気を送り込んで浮かせたり沈ませたり?
②下層に移って、最初は1ヶ月間空腹を耐えたのに、何回目かには適当。空腹描写がなくなっていく。
③1ヶ月後に階層を移動させられるが、独房には扉がない。どうやって移動?寝てる間にプラットフォームに乗せられて?
④殺人犯と喫煙者が同罪?上層階にとどめてあげることはできないの?うっかり入所で餓死寸前。海外では喫煙は殺人みたいなもの?
⑤自分の子供を見つけて助けるために、上階からプラットフォームに乗って時々降りてくる女性。思わせぶりな登場も、なんとなくで退場。思い込みで入所した元女優で、子供なんていないんだと。
じゃあ、終盤に登場する子供はなんだったのか。
結局子供はいたのか?いなかったのか?それが監督からの伝言なんだろうね
ルール設定がなぁ…
訳の分からない状況に放り込まれて脱出する系の作品大好きなんです。
でもそれは、理不尽に放り込まれた人達を応援したり、攻略のルールがあるから面白いんですよね。
ところがこの作品は、
放り込まれた状況が自主的だったり犯罪者だったりと明確、
自業自得じゃーん。
月毎の階層決定も善行すれば上へとか、
全ての階層の人間に、決められた期間食べ物が行き渡るように過ごせれば全員解放、
とかのルールがあるなら施設の意味も分かる。
でも、結局任期満了しなけりゃ出られないなら、そりゃカオスになりますよね。
施設の目的が全然伝わらないのに、
「格差社会」とか「人間の業」的なメッセージ性がありそうな感じで描いてるのが鼻に付く、というか訳ワカメでした…
設定は面白いんだけどなぁ。
オチが少し…。
予告動画で「めちゃくちゃ面白そう!」となって観ました。
・この階層は「200」までしかないと告げた元職員の女性(2人目の同室者)。
しかし目を覚ますと202。自殺をした女性から階層が映されるシーンの絶望がとても良かった。
・バハラト(3人目の同室者。黒人)が可哀想。
主人公の行動で致命傷を受ける、250階層より下がある…。
まぁそもそも最初に助かることが出来たのが主人公のおかげではあるけど。
・子どもが333層まで何故生きられていたのかが分からない。
あの子は幻覚とかではないのかな?そして猛スピードで上がっていくのに
起きないのにちょっと笑った。
最後、「君は必要ない。運び手は必要ない」と言われ、トリマガシ(幻覚)と立ち去るシーンは良かったですが、物足りなさが凄かった。
でも観ていてドキドキそわそわはしたので★3。
とりあえずグロい
建物の仕組みは気になるけど
そこは置いておくとして
よくこんな話思いつくなと思いました。
凄いのは舞台
舞台の見せ方にこだわった結果
伏線回収がままならなかった感じの作品
なんか惜しい
神ではなく人へ伝える
果たして伝言は届いただろうか。
鑑賞後の印象はロブスターに似てる(あっちの方が目的は明確だけど)。
管理者の目的、建物の原理もハッキリとしない、自分のいる階層+上下1層ずつくらいが世界の全て。この盲目な感じが社会であり世界の風刺としてとても良くできている。
一番おぞましいのは行先を知らぬまま作り続ける料理人たちだ。
しかし気になるのは、あの階層でどうやって生き延…ry
これなんの施設?
豪華な食事を載せたプラットフォームが上の階から下の階へと移動していく。
食べられるのは上の階の者の食べ残しのみ。
下の階へいけばいくほど、食べられる食料は減っていく。
設定だけ見ると「CUBE」や「saw」のようで面白そうだったが、観てみると多くのメタファーを含んだ映画で結構難しかった。
次の月はどの階層へ行くか分からないという設定はJ・ロールズのいう「無知のベール」によく似ていると思った。
自分の産まれや社会的地位、経済的状況が分からない「無知のベール」に包まれた時、我々は誰にとっても公平なルールを望もうとする。
上層なら好きなものを好きなだけ食べ、下の階へ唾を吐けるが、下層に行ってしまえば飢えて死ぬような世界か、どの層へ行っても腹は満たされないが、餓死しない程度の食事にありつける世界を望むか。
それにしても、333階の少女は何者なんだろう。
パンナコッタを食べていたので幻覚などではなく実在したとは思うが。。。
333階の下の真っ暗な空間は地獄を表していて、主人公は老人を殺し、人肉を食ったので地獄に残り、少女のみが上に送られることになったとか?
じゃあ逆に0階は天国なのか?
メッセージを0階にいる神に送って現状は変わるのか?
何となく、何も変わらないような気がする
この施設、なにがしたいのかわからなさ過ぎる。
更生どころかどんどん性格悪くなっていきそうだし、死人もかなり出てる。
何のメリットがあって作った??
普通にイカれサイコ野郎が「殺し合いが見たくて作った」施設とかの方が納得がいく。
しかも、333階の人っていつでも帰りのプラットフォームに乗って上に行けるじゃん。。。。パンナコッタが残っていたら話は変わってくるが。。。。
オチが曖昧すぎるせいで、結局、何が言いたかったのか分からない映画になってしまっているのが残念
良い点
施設の設定が斬新で面白そう
悪い点
話をまとめきれていないと感じた
大便が降ってくるシーンは流石に汚い
蜘蛛の糸
中盤までなるほどなるほどとワクワクして観てたけど、
後半は宗教的要素が強くなりしんどかった。
でも、前半からこの穴のシステムの説明やら、
人間がその結果どうなるかの件はとても面白くて
惹きつけられた。
個人的にはそれはもう分かったから、何故これが生まれて
何のためにやってるのかまで知りたかった。
パンナコッタを残す事がメッセージ。
女性が言ってた連帯感と言う事なのかな?
協力し合う事が出来るって事だろうと思ったのだけど、
そのためにボコボコ人を殴り殺して行くのだから
隠しカメラでもあろうものなら、やっぱりコイツらダメだね
ってなるよなと思いました。
ラストの描写は今まで死んだ老人は赤い映像で出て来てたのに、現実のものとして描かれていたから、たぶん主人公は
死んだのだろうと思うけど、
何故女の子があそこにいたのかはよく分かりませんでした。
あの女の子は管理者が用意していたものなのかな?とも
思いましたけど、最下層から二番目の人が降りて女の子と
一緒に上がって来る可能性もあるだろうし、
と見終わってから色々考えてしまいました。
管理者的には1人でも弱者を助ける者がいれば良かったのかな?
僕ならどうしていただろう…
現代社会の縮図なのか
以前、『ハイライズ』という映画を見たのですが、難解でよく理解できず、翻訳本を買ったものの、なかなか読み進まず・・・そんなとき、動画配信でこの映画をちらっと見て、これもヒエラルキー系かな?と思って鑑賞。
主人公ゴレンが目覚めると、コンクリート張りの建物の「48」階にいた。部屋の真ん中に大きな穴があり、そこは上層階から順番に食事(といっても上層の残飯)がエレベーターような食卓台(これが、プラットフォームらしい)にのって運ばれてくる仕組みになっていた。しかも、ほんの数分?で降りてしまう。「後で食べようと」食事をとっておくと、気温が上昇(下降)して、生命維持が難しくなる。その場で手づかみで食べるしかない。そして、1ヶ月後には、違う階層に移され、下の階層に行けば残飯にもありつけず、人間を襲わざるを得ない、というサバイバルタッチで進んで行くのですが、食事のシーンが汚らしく、人肉を喰らったりのグロくて、えぐい描写があり、何度も目を塞ぎたくなりました。
ショッキングなシーン続きですが、資本主義社会が生んだ格差社会の姿が、この穴のある施設そのものなんでしょう。管理者と映画では言っていましたが、果たして管理者とは誰なのか?政府か?? ゴレンは48階層、171階層、33階層、202階層へ移動され、最後に目覚めた時が6階層。ここで、ゴレンは黒人のバハラットと最下層の人にも食事が渡るようにと、二人がプラットフォームに乗って下へ降りていくのは、ある意味革命的な行動とも思えたのですが、一筋縄ではいかず。
最下層の333階層にいた女の子(ミハルの子?息子ではなかったか?)、あの子は本当に存在したのか。最下層にいたのに衰弱しておらず。あの女の子が上層部まで昇り、それが「メッセージ」となったのか。
OL時代、大きなホテルの裏側を通った時、生ゴミなどの入ったと思われる大きなゴミ箱に顔を突っ込み、箸を持って、残飯をつついていたルンペン(差別用語になるのか?)を目撃したのがすごく目に焼き付いており、この映画を見て、その時のことを強く思い出してしまいました。食べられなければ残飯食べるしかない。そういう意味でかなりリアルでした。
シチュエーションはいいけれど
シチュエーションはいいけれどそこ止まりかな。
こんなシチュエーションがあったらどんな事が起こるのか?
というのはおもしろいと思うけど、見ている側は様々な点で
疑問に思う事が多々あるのは分かるはず。
そこをまとめるのがプロなんじゃないかと。
こんなシチュエーションだったらこうなるだろうとか
分からないでもないが、雰囲気で誤魔化しすぎているのが
嫌だな。何かを伝えたいのだろうが、ミハルが上下している事
(最上階行ったんじゃないの?)とか、その子供はどうやって来て
どうやって生き残ったか?そもそも、なんのための施設なのか?
運び込まれた人たちはどうなるのか、どうやって来たのかなど
いっぱいあると思うんだよね。
キューブも同じ様な感じだったけど、
プラットフォームは自らやって来たのだから、そこに来ることで
どんな利益があるのか、カイジ的ななにかなのか?でもそれぞれ
違う事情で来てるみたいだし、そう言うのって疑問に思いながら
みんな見てるわけだからそこは回収してほしいと思う。
聖書的な要素があるとかなんとからしいけど、
聖書詳しくない人のほうが多いわけだし
もう少しストリーを練ってほしかった。
うまく聖書と結びつけて深いだろ?
みたいに自己満足しちゃってるよね。
わかる人には分かればいいって類いは好きじゃないな。
時間やお金を費やしてるわけだし。
みんなが言うほど残虐な描写があったとは思えないが、
(もしかしてカットされてる?)そこそこ過激な描写があった。
食べるというか顔に塗る
陰鬱とした雰囲気の中降りてくる食事を食べる、というか顔に塗る、顔にぶつけると言う方が表現としては正しいか、兎に角目の前の飯を手掴みしかき込む姿は鬼気迫る物があり、状況を一発で理解させるに充分な導入部分となっていました。
そこからはずずずっと物語に没入。
言わずもがな社会構造のメタファーなのでしょうか。
しかし富んでいる、若しくは幸運な人が貧しい人に富を配ると酷い目に遭うぞ、と言うのは辛すぎぴえん。
現実では人に優しくしましょう。
下層で勿論食事が乗っていない台座が降りて来た時の絶望感だったり、精神的にかなり来る描写は個人的に良き映画の条件だっりするので、本作は良く抑えてると感じました。
モザイクがいちいち仕事してきてちょっとそこはノイズでしたが、色んな人が観ることを想定するとまあ仕方ないかと思える程度。
しんどい物語が続き、最後に迎える映画的な救いと共に上昇し映画が終わり観客が現実に戻った時、果たして私たちは分け合うことが出来るでしょうか。
とか固いことは言わないし、低予算ながら完成度は高くシチュエーションホラーとして最後までしっかり楽しむことが出来るので安心して是非ご覧下さい。
R15です。お気をつけて
設定自体は印象的!!
出だしは期待しましたが、何か観念的な雰囲気になっていき、宗教的な寓話かと次第に退屈に感じました。政府が率先して金儲けをし、「今だけ金だけ自分だけ」を良しとした現代日本にとっても、無視できないテーマを扱っているとは思います。また、食事が一番という、自分が日々思っている生活の本質とリンクして最初に没入はし易かったです。食事自体はまあメニュー豊富なのが一人暮らしにとっては夢のようで、飽きないように思いました。設定自体は印象に残りますが、映画そのものは何かつまらなくて残念です。ここを脱出するとか、誰かを倒すとかは無く、分け合う方に向かうのは発想としては良いんですけどね。
シンプル設定の格差社会SF
グロ汚いし、人が人を食べるなんて嫌だけど、格差社会を明確に表した設定で、食べ物というわかりやすい物資しかなくてシンプル。続きが気になる終わり方が見終わったあとの満足感に繋がってよかった。最初の同居人にはハラハラさせられたし、二番目の同居人の女の行動は妙に共感する。3番目の同居人の黒人が死ぬのは悲しかった。いいやつなのに。少女がメッセージってどういうことなんだろう。
名作「CUBE」の様なエッジ効いてる感じでも、何処か似て非な感じもします。
最近では珍しい感じのエッジの効いた作品で、あの名作「CUBE」を思い出す様な感じで興味があって鑑賞しました。
で、感想はと言うと、ちょっとややこしいw
確かにCUBEみたいな感じなシチュエーションソリッドホラーですが、ラストに近づくにつれ、独特な倫理観と世界観、宗教観が垣間見えてきますが、個人的には少しややこしくし過ぎかな。
この手の作品は「何故こうなった?」「何故こういう設定?」と言うのは正直言いっこ無しな訳ですがw、その分変にややこしくすると本来の趣旨と言うか、テーマ性がボケる所があったりするので、シンプルかつ深いと言うのが一番ベストに感じますが、それでもこの世界観は嫌いじゃない。でもカニバリズムに拒否反応の方と食べ物の食い散らかしが汚いのが許しがたい方には…無理でしょうねw
主人公のゴレンが目が覚めると壁に「48」と書かれている階層におり、そこにはもう一人の男性がいて、塔の様な建物には各階層の真ん中に最上階か最下層まで伸びる穴が空いていて、巨大な台座が定期的に降りてきて、そこには食事が乗せられていたが、上の階層者の残飯で、口に出来るのはそれしか無かった。
ゴレンの他に同じ階層にいた男性から、1カ月ごとに階層が入れ替わる事、そして食事を摂れるのは台座=プラットフォームが自分の階層にある間だけ、というルールを聞かされ、1ヶ月後、ゴレンが目を覚ますと、そこは以前より遥か下の「171階層」で、しかも彼はベッドに縛り付けられ身動きが取れなくなっていた…
1ヶ月ごとに入れ替わる階はランダムでどの階に行くのかは運次第。
下の階に行くほど食べ物を口にする事が出来なくなり、そうする事で生まれる様々なエゴや狂気が面白いんですが、台座に乗って皆を助けよう!とする所からややこしくなったw
もちろん真相を究明する為には必要な事ではあるけど、どうにもラスト辺りからざっくりになってるんですよね。
ハッピーエンドでもアンハッピーでも良いがどっちもつかずが一番ダメで、それでいて結局何が言いたかったのかがよく分かんないとなると“そういうもんだ”と言えばそういうもんだけど、それって不条理な世界観に甘えていると言う風にも感じられる。
この辺りで評価が分かれるかな。
ちょっと「CUBE」寄りに期待をし過ぎた感じはしますが、それでも最近では珍しいエッジの効いたソリッドな作品なので、個人的にはちょいと惜しい。
あくまでも個人的な一意見ではありますが、もっと唸るような設定が欲しかったかな。
でも、なんか凄い作品を観た様な感じで、後に評価が変わるかもですが、変な映画が好きな方には満足感はある作品ですw
ワンアイデアでは映画はできない
プラットフォームに乗った豪勢な食卓が上の階から降りてくる。上の階の人がさきに美味しいところを食べるので、下の人たちは食べかすをあさるしかない――誰が見ても、現代社会批評だというのは分かるのですが、その仕掛けを作ったところで作り手たちの意欲はなくなり、あとは単調に(予想の範囲内で)進んでいくのでだんだん退屈に。要するに先が見えるのである。
で、最後まで眠気と戦いつつ見たのだが、何のひねりもなく、観念的な終わり方でラスト。もっとこの施設そのものをぶっ壊すとか、施設から外に出るとか、そういうふうな展開がないのにはがっかりした。これでは「戦い」にもなっていない。主人公たちの自己満足で終わる物語になってしまった。
全29件中、1~20件目を表示