二重のまち 交代地のうたを編む

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二重のまち 交代地のうたを編む

解説

東日本大震災後のボランティアをきっかけに活動を始めたアートユニット「小森はるか+瀬尾夏美」によるプロジェクトから生まれたドキュメンタリー。2018年、岩手県陸前高田市を訪れた4人の若き旅人たち。震災から空間的にも時間的にも遠く離れた場所からやって来た彼らは、土地の風景の中に身を置き、人々の声に耳を傾けて対話を重ね、画家・作家の瀬尾夏美がつづった物語「二重のまち」を朗読する。陸前高田のワークショップに参加した初対面の4人が、自らの言葉と身体を通して、その土地の過去・現在・未来を架橋していく様子を、映像作家の小森はるかが克明かつ繊細に映し出す。

2019年製作/79分/G/日本
配給:東風
劇場公開日:2021年2月27日

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(C)KOMORI Haruka + SEO Natsumi

映画レビュー

5.0見えないなにかを映すドキュメンタリー

2021年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

全国からやってきた4人の若者が、かつて震災と津波に襲われた街で、あるプロジェクトに参加する。彼らは、被災の歴史を体験していない。すでに町は(表向きは)綺麗になっている。かつて震災で破壊されたなどとは全く思えないほどに。しかし、震災の記憶は人々の中に確実に残っており、その記憶はこの街のコミュニティにとって重要なもの、部外者の若者がいかにその人々の言葉に触れ、変わっていくのかを、カメラが克明に記録する。
自分たちに語れることなどあるのかと4人は逡巡し続ける。カメラの前での沈黙もまた雄弁なのだと気づかされる。「二重のまち」とは、津波被害にあったこの街は、津波対策で土地をかさ上げしたことによる。表向きは復興したが、自分たちの故郷を埋めてしまったのではないか、という感覚がこの街の住民にはあるのだ。被災の痕跡も埋まっているのだ、という見えない足元に対する感性をこのドキュメンタリー映画は、確かに映している。大げさにいうと、この映画は見えない何かを映すことに成功しているとすら言える。すごい映画だ。

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杉本穂高

0.5つまらない

1さん
2022年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

質の良い睡眠を取れました

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1

3.0東日本大震災

2022年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2018年に若者四人が陸前高田を訪れ、人々と交流し、画家・作家の瀬尾夏美の物語を朗読する。
震災、その後の復興がリアルに表現され、未来へつなげようとしているのかな。

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いやよセブン

4.0伝えることが大事

2022年3月6日
iPhoneアプリから投稿

起きたことは事実であって、それは消すことはできないし、その事実をしっかり受け止めて、伝え続けていかなければいけないと感じた。
見たまま、感じたままを伝えていくことを忘れてはいけない。

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yoccy
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