劇場公開日 2021年2月19日

「法廷劇に見せかけた母娘の感動モノ」潔白 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5法廷劇に見せかけた母娘の感動モノ

2021年2月23日
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鑑賞方法:映画館

父親の葬儀の席で農薬入りのマッコリが振る舞われ集団殺人が行われた。弁護士の娘が逮捕された母親を弁護するサスペンス。
認知症の母と自閉症の弟。家族で事件のことをちゃんと覚えていて証言できる人間がいない。しかも母親は弟をかばうために自分がやったと自白している始末。
さぁ、どうやって無罪を勝ち取るのか?と思っていたら想像以上の結末が待っていた。なるほど、それで冒頭のシーンが絡んでくるってことか。なかなかすごい展開だ。でもそれでいいのか?と少し思ってしまう。
法廷劇に見せかけて、実は母娘の感動モノの色合いが濃い。やはり韓国のサスペンスは安心して観ていられる映画が多い。
それにしても市長役の俳優は本当に悪い顔してる。日本であんなに悪い顔してる俳優思い浮かばない。地味なんだけど、舞台づくりには欠かせない要素だ。

kenshuchu