劇場公開日 2021年1月29日

「武闘アクションシーンは見もの」ある用務員 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0武闘アクションシーンは見もの

2023年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

阪元裕吾監督作品は、これで3作品目をみた。
最初は「最強殺し屋伝説 国岡」、それから「ベイビーわるきゅーれ」、いずれも、アクションシーン、特に武闘シーンがリズムある組技で、肘やひざという最強の武器となる部分を使った攻撃と防御、防御が攻撃であり、攻撃が防御となる組技シーンがとてもよかったので、今回も期待してみた。期待通り、クライマックスへ向かう格闘シーンではそれが随所に見られて、よかった。
暴力団の幹部を父にもち、その父の兄弟分によって格闘を仕込まれ育てられた主人公・深見。その兄弟分の娘の護衛を目的に、高校の用務員として働く顔をもつ。この設定もワクワクする設定。
福士誠治も格闘シーンがハマっていて、よかったし、カメラワークも動きあったり、寄りがあったりと、アクションをいかに切迫感あるように見せるかというセンスあふれるカットがあって、よかった。阪元裕吾監督作品におなじみの顔ぶれが集結しているのもみもの。

菜野 灯