劇場公開日 2021年12月4日

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「里親制度の拡大版とも言うべきファミリーホームという場所に」アリスの住人 015🎬さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0里親制度の拡大版とも言うべきファミリーホームという場所に

2022年3月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

焦点を当てたという意味では素晴らしい映画だと思います。
ただ正直申し上げますと、それ以上でもそれ以下でもないです。
実父から性的虐待を受け続けた少女。
実父からアルコールによる暴力をふるわれた少女。
実母から育児放棄された少女。
家庭に居場所がない彼女たちは、ファミリーホームで養育者である夫婦と補助者の青年と共に暮らす。

で?という。

結局のところ、観終わった後にはこの作品って一体何が言いたかったんだろう?という疑問が残ってしまいました。
つぐみがなぜ突然海に行きたいと言い出したのか分からんし、嫌悪感の裏返しの男性依存としても、あまりに語られるものがなくてやっぱりよく分からんし。
母親に本当のことを言いたいけど言えなかった。それはよく分かります。でも結果としてファミリーホームで暮らしているということは、恐らくどこかで発覚したのかなと。
でも、描写がない。
細かいところを想像するには、あまりに材料がなさすぎる。

なお深夜の公園でリスカ痕のある少女を見つけたら、ストレートに家庭に返すのではなくて児相とか役所に相談するのが警察の仕事と思ったんですが。どうなんでしょう。

市役所と一般社団法人日本ファミリーホーム協議会が噛んでいる映画のようですが、題材とエンドロールの尾崎豊がもったいないなというのが正直なところでした。

BONNA