劇場公開日 2020年11月27日

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「このドラマは誰目線ですか?」真犯人 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5このドラマは誰目線ですか?

2020年11月28日
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寝られる

マンションの一室で起きた女性刺殺事件から半年後、警察の捜査を信用出来ない被害者の旦那と、旦那を助けたい被告の嫁等が、事件と証言を巡り巻き起こして行く話。

殺害現場の様子から始まり、誰が誰で、どんな繋がりかも良く判らないままシーンが変わり半年後。
そして相変わらず状況が良く判らないまま1カ月前とか、ころころと時系列が変わって20分、要約登場人物達の関係がみえてくる判り難い導入。

それからも、時系列を弄りまくって後出ししまくり、無理矢理ミステリーにしている感じはあるものの、中盤ぐらいまでは中々先が読めずに楽しめる。

ただね~、話が進んでいくと、被告の嫁を筆頭に、あまりにも自己中な登場人物達に、あまりにも無能で杜撰な警察に、真実は?真犯人は?とハラハラするよりも、うわ~始まった~…とお国柄から来る嫌悪感が強くなってくる。

韓国の司法は証拠よりも人柄についての証言ですか?まあ、条約についてはそうだけどね。

現実的な話をすると、そもそもその時いなくても?毛髪がありさえすれば入る可能性はあるし、50年ぐらい前田の設定ならまだしも、今時はキズの形状や角度から、凶器の形や犯人の身長とかまで推察出来ますけどね…。
そういう意味では、ラストのヤツだって…ねぇ。

もう少し上手く演出してくれたら、かなり面白くなりそうな話だけど、ちょっと騒がしさとツメの甘さに白けてしまい、自分にはハマらなかった。

Bacchus