私は決して泣かない

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私は決して泣かない

解説

2020年・第33回東京国際映画祭「ユース」部門上映作品。

2020年製作/100分/ポーランド・アイルランド合作
原題:Jak najdalej stad

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映画レビュー

3.5東京国際映画祭初日鑑賞 こちらも内容がわからずのままの鑑賞でしたが...

2020年11月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

東京国際映画祭初日鑑賞
こちらも内容がわからずのままの鑑賞でしたが、なかなか良い内容でした。
ポーランドの17才オラの青春を描いた作品。青春ものはあまり得意では無いのですが、主人公オラのキャラクターがなかなか好みで、なんだか後押ししたくなってしまう魅力を持った17才でした。
決して望んだ状況では無い中での渡航。
肉親の死を通し、父の真実を知り父の優しさにもふれる。口は悪いけどなんだかんだ支えてくれる大人たち。オラはどんな大人になるのだろう。
🇲🇨 🇮🇪
制作年2020年

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とみまる

5.0未成年の主人公に突きつけられる過酷な選択が鉛のように重いドラマ

2020年11月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公は17歳のオラ。父はアイルランドに出稼ぎ中で母と重い障害を持つ兄との3人暮らし。免許が取れたら車を買ってくれるという父との約束を胸に洗車のバイトに勤しんでいた時に父が事故死したとの電話連絡を受ける。英語が得意でなく兄の世話もしなければならない母に代わって独りでダブリンに渡ったオラは出稼ぎ労働者達が置かれた過酷な環境、今まで知ろうともしなかった父の素顔と死の真相といった様々な事象に直面し都度厳しい選択に迫られる。

頑固な母とぶつかり合う頑なさと兄を気遣う優しさを持つオラが容赦なく突きつけられる試練をタイトル通り涙を見せることなく大胆な行動力で乗り越える度に少しずつ露わになる冷たい現実は余りにも辛辣で、最後の最後でポンと突きつけられたものが彼女をある衝動に駆り立てるさまは一切言葉で表現されることなく観客の胸を締めつけます。終始曇天に覆われた街にポツンと置き去りにされたかのようなずっしりと重いドラマの終幕は拍手喝采が飾りました。主演のゾフィア・スタフィエイの凛とした美しさがとても印象的な忘れがたい小品です。

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よね