劇場公開日 2020年10月9日

「言葉の力と重さ」シカゴ7裁判 omoroさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0言葉の力と重さ

2023年7月24日
iPhoneアプリから投稿

サシャ・バロン・コーエンの瞳に宿る知性、エディ・レッドメインの誠実そうな佇まい、マーク・ライランスの偏屈と言ってもいい程の意思の強さなど、演技以上の情報を付加可能なキャスティングの妙が発揮されまくってる。
そしてみんな大好きジョセフ・ゴードン・レヴィットが良い仕事してます。
しっかりレトロなルックに仕上げてるけど、情報量の多さはしっかり今時の映画でした。

まず時代背景を教科書程度は知らないと置いてかれるし、時系列順に情報提示されないし、制度と立場と関係性もややこしいわで、出来事と飛び交うセリフを越える情報量を処理するのがムズくて大変けどがんばって鑑賞した先には大きな感動が待ってるのでぜひ劇場で。
ラストはげっそりするほど号泣しました。

omoro