劇場公開日 2021年9月17日

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「不都合な真実」由宇子の天秤 りやのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0不都合な真実

2021年10月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

女子高生いじめ自殺事件の真相を追う由宇子は、ドキュメンタリーディレクターとして、世に問うべき問題に光を当てるということに信念を持ち、製作サイドと衝突することもいとわずに活動をしていた。その一方で、父が経営する学習塾を手伝い、父親と二人でそこそこ充実した生活をしていた。そんな時、塾生の女子高生が塾で倒れ、妊娠してることを知り、相手が思いもかけない人で、由宇子の信念を揺るがす様な選択を迫られる、という話。
監督のオンライントークの回で、どう解釈するのか、はあえて明確にしなかったとの事。
社会の闇に光を当てるという事を正義と考えてた主人公が、自分の家族の闇に光を当てられるのか、という面で深く考えさせられる良い作品だった。
みんな他人には言いたくない不都合な真実が有るよな、それをどこまで知らない人に伝えるべきなのか、結論は出ない、というのが一番の感想。
由宇子役の瀧内公美が熱演してたし、メイ役の河合優実も良かった。

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