劇場公開日 2020年10月2日

  • 予告編を見る

オン・ザ・ロックのレビュー・感想・評価

全43件中、41~43件目を表示

4.0男はDNAに操られている?

2020年10月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 今日2本目のA24は、僕の大好きな父娘物だから当然あたり。ソフィア・コッポラ監督は、男の習性をよくわかってらっしゃる。

 男の浮気はDNAに組み込まれた生殖本能によるものだからどうすることもできない。でも、娘婿の浮気は、許すことができない。フェリックスの身勝手な主張は、よくわかるんだよね。自分も娘がいるからほぼ共感。

 ビル・マーレイがいい味出してる。こんな父親になりたいな。娘を引っ掻き回しているのに、憎めないし、悪びれもしない調子のいいおじいちゃん。

 尾行に使う車が、Giulietta spiderっていうのもいいね。バックファイアを轟かせながら発進するなんて娘との冒険にピッタリ。

 最後はバレバレのオチだったけど、スパッとエンドロールに切り替わったからいい余韻だった。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
bion

1.5暇を持て余したオヤジ

2020年10月3日
Androidアプリから投稿

楽しい

単純

寝られる

ニューヨーク在住、娘二人と旦那と暮らす主人公が、最近忙しく家を空けがちな旦那の浮気を疑い、父親に相談して巻き起こる話。

プレイボーイな金持ちパパに相談したら、色々調べろと焚き付けられて、更に不安を募らせてを繰り返して行く。

終始パパは楽しげな空気感で、不安で仕方ない娘とのギャップを楽しむのが正解なんだろうけど、どちらも中途半端に感じてしまって乗り切れず。

オチも多分そうだろうなあーのまんまだし。
もっとドタバタで良かったんじゃないかな。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
Bacchus

4.0年齢を重ねたビル・マーレイの魅力の虜

2020年10月2日
Androidアプリから投稿

【父と娘】そのわだかまり。ビル・マーレイ × ラシダ・ジョーンズ = チャーミングなふたり。【フランシス・フォード・コッポラの娘】として役者もしていた彼女がその繊細さを持ってして監督デビューを果たした『ヴァージン・スーサイズ』はまごうことなき傑作だった。続く代表作『ロスト・イン・トランスレーション』と『SOMEWHERE』は、ごくごくプライベートな題材を扱い私的ゆえに無自覚な傑作だった。それに対し本作はパッとしなかった『ブリングリング』の経験で自分が【洗練された上流階級】しか描けないことを痛感し、『ビガイルド』で『ヴァージン・スーサイズ』、『マリー・アントワネット』のように自身が【ガーリー文化に多大な影響を与え発信する功労者・創造主】であることと監督としての手腕を遺憾なく披露した後に、今映画界を席巻するA24と組んで製作された。そして、またしても彼女の描き続けてきた【父と娘】という題材をコミカルに扱ったものだった。いわば原点回帰、それも今回はより意識的に、時が経ったからこその中年の危機的側面も持たせて。彼女の旦那【フェニックスの楽曲】が流れるのも彼女の作品の特徴。とにかく愛しい。

今年映画館鑑賞51本目たぶん

コメントする (0件)
共感した! 13件)
とぽとぽ