劇場公開日 2020年7月31日

「【人間怪獣 vs. コロナ怪獣】」8日で死んだ怪獣の12日の物語 劇場版 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【人間怪獣 vs. コロナ怪獣】

2021年1月6日
iPhoneアプリから投稿

僕は、一人遊びが好きで、家で、積木やブロックで街を作り、その世界を支配して、僕はよく怪獣になった。
せっかく作った街を破壊していくのだ。
ガオーッとかいいながら。
そして、また、街を再生し、再び壊す。

僕が怪獣になりたかったころ、学校の勉強がめんどくさかったり、親があれこれうるさかったり、書道塾もかったるかったりした。
怪獣に変身した僕には、何かそんな世界を変える力があると思っていたような気もする。

コロナの世界になって思う。
もしかしたら、地球にとって、僕たちこそがコロナなのかもしれないと。
開発と自然破壊。
未知のウイルスに幾度となく遭遇しても、僕たちは学べない。
ウィズコロナなんて、本当に可能なのだろうか。
開発と自然破壊を繰り返せば、未知の新しいコロナがまた待ち構えているのかもしれないのに。
コロナの世界は、人間とウイルスという怪獣同士が戦っているバトルフィールドのようなものかもしれない。
いつ終わるとも知れぬ果てしない戦いだ。

でも、悲観するのはやめよう。
絶望の先には良いことは決して待ってはいない。
セブンのカプセル怪獣や星人が味方になって、ワクチンを本当に授けてくれたら、少し立ち止まって真剣に、どんな世界がベターか考えてみたほうが良い。
それくらいの余裕は持ってみたい。
僕たちの世界には、僕がわざわざ怪獣になって破壊するのを待つまでもなく、再生する何か良い方法がきっとあるような気がするのだ。

映画の内容とは関係ありませんでした。
スミマセン。

ワンコ