「レイチェルと父親が心に残った。」バッド・エデュケーション Socialjusticeさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0レイチェルと父親が心に残った。

2021年3月25日
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Education という言葉には弱い。私は教員なので観たくなる。Bad ということは時々、Good の意味があるから、何かわからないなあと思ってみ始めた。
見終わった後薄気味悪くそれに恐怖感に襲われた。この二重人格の人、フランク。ここまでの横領を学校群の内部で気づかなかったなんて理解できない。レシートなし、それにファーストクラスで二人分の旅券を買って経理の目がごまかせるだろうか。どこかで目がつけられるはずだ。彼の数多くの功績にオーブラートを被して、見てみぬフリをしたのかもしれない。それに、本心は、ナルシストのようで、高級スーツやフェイスリフト整形や言葉選びの仮面を被っている。最後のシーンで、監獄の中でも、まだ、自分の栄光が忘れられず、幻覚をみているようだ。
学校のジャーナリズムの生徒、レイチェルが発覚したわけだが。私の学校の新聞は学校の息がかかっているからこういうのを記事にしたらいっぺんにもみ消されそうだ。レイチェルもそれを知っているから学校外に。
レイチェルは自分の父親が無実の罪を着せられ無職になった。彼女は父親に裏切り者の一味だったのかと確認する。父親は娘に、そうでなかったことを約束するよと。そして、自分が何も言わなかったから、結果がこうなってしまったと。自分の撒いた種だということをいう。何も言わないことに問題があるとレイチェルは納得する納得する😃力強い父親の言葉を信じるレイチェル。貧しくなっても父親とのいい関係を築いていて、ここで父のためにも自分のためにも学校のためにも税金を支払っている人のためにも倫理的に解決が必要だと知ったに違いない。自分の将来を棒に振ってもいいと思って正しいことをやる勇気が素晴らしい。

Socialjustice