劇場公開日 2020年6月26日

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「よく見るやつ」サモン・ザ・ダークネス よしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0よく見るやつ

2020年11月26日
Androidアプリから投稿

ヘビメタ = 若者を堕落させる。時代と共にその対象は変わるだろうけど元はロックもそう言われてきた、悪の象徴のように扱われてきた。そして本作ではそれを文字通り解釈してみました、と。闇の召喚者 --- 1988年インディアナ、悪魔崇拝者によると思しき連続殺人事件に世間の関心は持ちきり。ライブ会場でターゲット物色。ユーモアのセンスもハマる人はハマりそうだけど、ありがち展開にイライラさせられた。類似作品、結構よく見る気がするぞ、こういうの。ただでさえストレスフルな傾向にあるプロットなのに自ずと既視感を覚えて余計に厄介。
映画や音楽、ポップカルチャーにおいて何かと80sブームな昨今に(もう少し遅い気もするけど)マッチした題材、時代設定。これ主演は一応アレクサンドラ・ダダリオになるのかな。『ジャッカス』でお馴染みジョニー・ノックスヴィルもまさかの役どころでスッカリ真面目に役者している、今に始まったことじゃないが。継母も保安官も邪魔するから悪い?気は利いているかもしれないし、面白いと思いたいんだけど、やっぱり最後までサプライズは無し。

勝手に関連作『ザ・ベビーシッター』『ベター・ウォッチ・アウト』
悪魔崇拝のシンボル、カルト集団による連続殺人と見て、初ライブは?ヘビメタもカルトも悪魔崇拝も見せかけ、来週はまた別のグループがやるってわけ、もう誰も死なせない、予想外の思い切った解決策がある、真実が闇に隠れている

とぽとぽ