劇場公開日 2020年8月21日

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「バカバカしくて素晴らしい😭」きっと、またあえる おから先生さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5バカバカしくて素晴らしい😭

2020年9月13日
iPhoneアプリから投稿

日本で公開されるインド映画はできるだけ鑑賞しています。今回の作品も「ダンガル きっと、つよくなる」の監督作品なので、ワクワクしながら迷わず鑑賞してきました!

大学受験に失敗した息子が投身自殺をはかってしまい、息子を追い込んでしまったと自責の念にかられたエリートの父が、自分の大学時代の思いで話しを意識不明の息子に話して聞かせると意識が回復。続きの話しを聞きたいと息子に頼まれ、大学時代の友人に連絡を取ると、仕事を放り出して当時の友人たちが病室に集まってくれる。皆で大学時代のバカバカしい思い出話しめながら生死をさまよう息子に元気を与えます。

実はストーリー展開に緊張感がなく、本当にバカバカしい展開に「ひょっとして今回ハズレ?」と思ったのだけど、このバカバカしい展開が伏線になり、終盤に向けて感動曲線が一機に上昇していくことになり最後は号泣してしまいました。本当に良くできた映画です。そしてインド映画お決まりのダンスもかっこよく、笑いあり、涙ありの素晴らしい映画だと思います。

作中に、インドの大学競争率の話題があり、100万人受験して、1万人しか受からないというセリフがありました。以前インドに行った時、中学生の教科書を見せてもらうと、教科書はすべて英語で記載され、「英語で微分積分」、「英語で化学」、「英語で物理」などと、国際社会で活躍することを前提とした高等教育が提供されていると感じました。そしてそのうえで大学受験戦争が厳しいとなると、かなり鍛えられた国際エリートを輩出する土壌があり、日本は相当遅れをとっているなというのが正直な感想です。

みなさんお勧めのインド映画はありますか?

まさ