劇場公開日 2022年2月4日

「☆☆★★ 《原発との共存を描く、、、オイ違うのかよ!》 ノベライズ...」大怪獣のあとしまつ 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0☆☆★★ 《原発との共存を描く、、、オイ違うのかよ!》 ノベライズ...

2024年3月21日
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☆☆★★

《原発との共存を描く、、、オイ違うのかよ!》

ノベライズ版読了済み。

昨年末にこの作品の予告を最初に観た時には目から鱗が落ちた。
その瞬間に、「これは震災で崩壊した福島原発の姿だ!」と思い。同時に、世界へ対して警鐘を鳴らす問題を示唆しているのだと確信したのだった。

書店へ行く度に、この作品の本を見かけたのですが。必ず封が付けられており、てっきりコミック版だとばかり思っていた。
その為に、予告編を観ただけの状態で鑑賞を考えていたところ。たまたま2日前に封がない状態のノベライズ版を発見した。
「あ?コミックじゃないんだ。このページ数なら3時間もあれば読めそう!」…って事で読んでみた訳ですが、、、

………こりゃ酷い💧

どう見てもこのノベライズ版からは駄作の匂いがプンプンと漂っていたのだった。
何と言っても、主要な登場人物に関する描き分けが雑すぎて。読みながら、話がなかなか頭の中に入って行かないのには本当に参った。
これ…編集部で議論にはならなかったのかね?
「書き直した方が良くないか?」…と。

それ故に、鑑賞前からこちらのハードルは途轍もなく低い。
それが幸いしたのか…は分からないが。ノベライズ版で分かっていた、政府閣僚同士による学芸会か!と言える場面の連続。
(おそらく)何も知らずに鑑賞した人は、この辺りから直ぐにウンザリするかも知れないのですが。最初の頃は何とか観てはいられた。

※ なるほど!

とは言え、これが何度も続くと流石に辛い。
延々と続く寒いギャグの応酬に、最後の方は遂にウンザリしてしまった。
(唯一『ど◯◯◯◯ん』だけはノベライズ版にはなかっただけにクスッとしましたが)

※ どっちだよ!

それでも、この監督の作風を知っているこちらには、ある程度の耐性は付いているので。まあ何とか乗り切れた。
どう考えても、この監督なら『音量を上げろタコ!…』を上回る駄作はそうそう意識しても作れるモノじゃないしねえ。

※ なるほど!

…とは言いつつも、途中のダ◯決壊作戦の前後には遂に我慢が出来ずに落ちかける始末。
この後には最後の大落ちがあるしなあ!と思いながらも、どこかに「いや…それはやらないだろう」と、少しばかりは思っていただけに。本当にこの落ちをそのまま採用したんだ〜!と思ってしまった(´-`)

※ だからどっちだよ!

もう知らん!怪獣映画とゆうジャンルの末席には位置する作品だとは思うので。怪獣映画マニアならばグタグタ言わずに観れば良いでしよう。
マニアじゃないって人ならば自己責任でどうぞ…としか言えないですね。
結局のところは、三木聡マニアだけがニヤニヤして喜ぶ作品じゃないですかね。

以上報告終了するであります( ̄^ ̄)ゝ敬礼

2022年2月4日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン4

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松井の天井直撃ホームラン