「受け入れられる」望み りかさんの映画レビュー(感想・評価)
受け入れられる
父は、自分の立場の為というより、
息子のことを思えばこそ人を傷つける人間であって欲しくない、そのためには傷つけられていても仕方ない、という一念。
母は、命あってこその人生だからと生存していることを切に願う。その為には人を傷つけていても仕方ない、と望む。自分の息子が人を殺めていても仕方ないのか!?自分本位な思いに賛同は少ないだろう。
相反するが、名誉と命、親だからこそ譲れないその二人の望み、父の望みが叶った。
人を傷つけていれば、周りはやはりと思うだけ。だが、真実が判明して周りの反応が一変した。
現実にあるから描かれていると思うが、
関係無い人間が家に落書きしたり韓国みたいに卵を投げつけたりネットで誹謗中傷したり、
真実が判明しない前から憶測で決めつけて関係を断つ人々がいたりと汚い人間模様。
父は望みが叶ったせいか社会人として人間ができているのか、酷い人達を赦す。
作品として世に出すからには加害者であることより被害者であれ、としないとまずいのか?
共感ありがとうございます。
加害者であっても生きていてほしい・・・そう思う母親。
それも切ないですし、加害者なら(死んでいて欲しい)と内心思う父親。
今は刑事事件として裁かれる後に民事訴訟を起こされますから、
心中はなかなか複雑になりますよね。
リカさん
みかずきです
本作、どんな事があっても子供は生きていて欲しいというのが子を持つ親の心情です。
しかし、本作は、生きる事よりも子供の生き様というか死に様を優先して
正義を貫くという親の望みの選択肢をつくりました。
正論ですが、しっかりとしたストーリー展開で結実しないと、作品が自爆しかねないリスクがありました。
リスクを冒して脚本と演者の演技力で説得力のあるラストに導いたのは見事でした。
では、また共感作で。
-以上-
リカさん
みかずきです
追伸です。
<スパイの妻>
ラストの夫婦の行く末については、これから本作を観る方もいるので、
レビュー以上のことは謎のままにしましょう。
本作、太平洋戦争前夜の暗い時代を背景にしていたので、夫婦愛が際立っていました。蒼井優は、どんな役柄も、こちらの期待以上に熟してくれる演技の天才ですね。これからどんな女優になるのか楽しみです。
なお、マネキン作品は残念ながら未見です。
<本能寺ホテル>
堤真一と綾瀬はるかのバランスが良かったです。
綾瀬はるかの生活感を感じない佇まいが、本作のようなSF作品にはピッタリでした。
ガリレオでの堤真一出演作で数学教師役と言えば、容疑者Xの献身思い当たりますが・・・。
では、また共感作で交流をお願いします。
-以上-
リカさん
みかずきです
多くの共感&コメントありがとうございます。
リカさんのスパイの妻、本能寺ホテルのレビューがなかったので、
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