ANNA アナのレビュー・感想・評価
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ベッソンの作品としては少し落ちるかも
リュック・ベッソンの新作。主人公のアナを演じたサッシャ・ルスはロシア出身のスーパーモデルとのこと。
1980年代後半から90年といえば冷戦末期/ソ連崩壊前夜でしょうか。ソ連のKGBによって最強の殺し屋に育てられたアナ。スタイルがいいのでアクションが映えます。
ハニートラップもお手のもの。性欲に忠実なところもいい。KGBやCIAのイケメンときっちりハメるあたりは流石アナ姐さん。
組織から解放され自由になることを望んだアナ。KGBが間もなく解体することを彼女は知る由もなかった。
よくできたエンターテイメントだった。ただしベッソンの作品としては少し落ちるかも。
ベタな美人でないサッシャ・ルスが新しい
美人スパイがKGBを裏切ってCIAに寝返り、その上でKGBも利用して生き延びるという物語。複雑な物語を、しばしば時間を遡りながら見せていくので少しわかりにくい。
時代設定は1991年のソ連崩壊の少し前であり、KGBの部屋に掲げられる旗は、ロシアの3色旗ではなくソ連の赤い旗である。懐かしいと言えば懐かしい。
物語がどうのこうのより、主演のサッシャ・ルスに尽きる。きゃしゃな女子である。ロシアの海港都市、マガダン出身のスーパーモデルということである。
マガダン…。
聞いたこともない町なのでウィキペディアを見てみたところ、人口は10万人ほど、マガダン州の州都であるらしい。そのマガダン州はというと、日本全土より広い46万平方キロの土地に、人口は20万人もいない。モスクワから眺めるとシベリアの向こう、最果ての地である。
不思議な顔をしている。
「美しすぎる」などというネット記事のありがちな形容は当たらない。衣装や化粧、場面によって印象がころころ変わるが、オーソドックスな美人ではない。
しかし、ベタな美人でないことと、そのスーパーモデルが繰り出すアクションのキレが、リュック・ベッソンの提示する新しさなのであろう。
※追記
おそらくサッシャ・ルスより万人受けする美人がアナのパリでのルームメイト役のレラ・アボヴァ(アボバ)であるが、名前を調べるのに少し手間取った。他の脇役の誰よりも印象に残った。この女優はくるのではないか。
ベンソン監督作ってあんまり支持してないけど…
あんまり面白かったと感じる作品がなかったけどこれは良かった。このヒロイン設定は良くあるパターンと思うけど行き交う時間軸での展開がヒロインの心の揺れと裏切裏切られな交差がうまくシンクロされてて楽しめた。アクションもなかなか良かったな。
文句なしで面白い
久しぶりに映画館で楽しめた作品。
主役の女スパイの魅力が全てだが、
最後まで様々な時系列の飽きさせないストーリー。
誰にでもオススメ出来る映画です。
監督が主役女優の最大限に魅力を引き出してます。
リアルに感じるスパイ映画
久しぶりのリュックベッソン映画を堪能。この方が制作に関わる映画が素敵だなぁと思うのは派手さはないけどリアルを感じるという点。ここでいうリアルを言葉で表すなら、リアル風もしくはフェイクリアルという感じでしょうか。
ハリウッド映画であれば、ド派手な銃撃戦やカーチェイスを散りばめてそんなに目立ってどうすんの?と言いたくなるシーンもチラホラ。
本作品はド派手なシーンもありますが、できるだけ抑えめで全体的なバランスを取りつつ、ストーリーを主人公の表情で語らせています。
やはり綺麗な女性の困り顔を撮らせたら、リュックベッソンは一流ですね。
ストーリーは意外にも二転三転しながら、最後まで盛り上げてくれますが、どこか地味な印象は拭えません。ドンデン返し的なオチも上手く機能していないのは、最後に淡々としたアクションにしたせいなのか、説明しすぎたせいなのか、人によっては評価が分かれるかもしれません。
とても楽しい映画ですので、是非劇場でご覧ください。
予想以上
勝手にニキータが頭に浮かぶのでその流れで見始めた。期待通りに進むが次第に期待以上の展開にニヤリとする。巻き戻しはちょっと卑怯な気もするがスパイ同士の渡り合いは緊張感が有って面白い。
”女スパイは可哀想”の映画は多いので大変だとは思う。旧ソ連が絡まないとある程度以上の設定が難しいんだろうという哀しさも感じる。しかしリュックベッソンの映画はいいセンスでまとまってるのでどれもはずれは無い(全部見てるわけではないが)。
この手の作品はひねる必要はないと思う
コロナウイルスの猛威の為の自粛要請が解除になり、映画館も再開したので、私もやっと映画館で映画鑑賞が再開出来ました。
4月1日に見に行った以来なので、約2か月振りの映画館での映画鑑賞になります。
本作品の公開が決まった時、リュック・ベッソンの関わるモノって最近特に出来の悪いモノばかりなので敬遠しようと思っていたのですが・・・・・・
本作品、結構評価いいみたいですが、私的には、前半はテンポも良かったので「これはいけるかな」と思っていたのですが、後半は、だらだらと話が進み、ちょっとダレルかな・・・・
本作品お話の進み方が良くない、3ヵ月前とか、半年後とか、時間の前後がやたら多くて、この手のアクション映画って、お話をひねる必要はないと思うけどね。
頭を空っぽにして、ノー天気に話が進めばそれでいいと思うけどね・・・・
何でヘレン・ミレンが本作品に出ているのか分かりませんが、雰囲気、演技がずば抜けているので、何か使い方が勿体ないな・・・
お話をじっくり作った勘は認めますが、この手の作品は、お話がシンプルな方がいいね。
サッシャ・ルスはこの映画で飛躍するのか・・・・!
リュック・ベッソンって結局「ニキータ」と「レオン」が良く出来過ぎただけだった気がするけどね。
ベッソンらしいエエ映画やった!最初は時系列がクルクル変わるので「こ...
ベッソンらしいエエ映画やった!最初は時系列がクルクル変わるので「これは前?後?」迷ったが、慣れてしまえば面白い♪アクションも脚本も変わらずベッソン流で良かった☆
リストカットに衝撃‼️
冒頭数シーンで、映画の世界に引き摺りこませる良作。
スクリーンの大画面で、手首ざっくりいって、衝撃で声が出た。凄まじいカットだよ。銃で撃たれるより生々しくて、全身が震えた。。
KGBもFBIも、どこまでリアルなんだろうか?!わざわざ90年代設定ということは、当時としての忠実さは表現されてるんだろうと想像して鑑賞。
普段何気なく生きてるだけでも怖くなったよ。スノーデン見た時はPCのカメラに付箋貼ったけど。。日本政権も似たような処あるんだろうなあ、内閣に組織あるし。
アナのアクション@カフェは圧巻!ハリウッドや韓国映画のアクションは観てるだけで楽しい。
ワクワクしながら鑑賞できる
リュック・ベッソン監督の女殺し屋といえば古くは「ニキータ」、そしてスカーレット・ヨハンソン主演の「LUCY」だが、「ニキータ」は名作で「LUCY」は凡作だった記憶がある。順番からすると今度は名作の予感である。そしてその予感は当たった。
スポーツや音楽、絵画などの分野では、幼い頃から群を抜いた才能を発揮する人間がいる。同じように諜報員にも、それに適した才能を持つ人間がいるとすれば、まさに本作品の主人公ANNAのような人間だろう。諜報員に要求される才能とは身体能力と知性、的確な判断力と素早い決断力、それに状況の変化に動じない剛胆さである。殆どスーパーマンだ。
どうやら諜報機関のエージェント(現場工作員)というのはスーパーマン並みの能力が要求されるらしい。いつどこから弾が飛んできて殺されるかもわからないことを考えれば、緊張と疑心暗鬼で頭がおかしくなりそうだ。そういう毎日を過ごしていれば、辞めることを考えるのは当然である。株式のディーラーが続かないのと似たような事情だ。
さて本作品の主人公は類稀な才能を発揮して優れたエージェントとなる。年代からするとソ連崩壊寸前の限られた時期で、KGBの存続も風前の灯となっている頃だ。時代背景を考えると、エージェントや裏方で支える部門の人間たちの立場は非常に微妙である。明日をもしれぬ身なのはソビエト連邦の役人全体を包む雰囲気であったはずだ。
今日の権威は明日には権威でなくなるかもしれず、何を頼りに将来を見通せばいいのかわからない。そう考えれば、束の間の性欲に身を滾らせるのも納得がいく。明日のない人にはクスリとセックスとアルコールが必要なのだ。
綱渡りのような人生はスリリングでストレスフルである。それを乗り切っていく強靭な精神力をリュック・ベッソンはヒロインに託す。ヒロインの活躍は常に背水の陣だ。
サッシャ・ルスという女優さんは初めて見たが、なかなか堂に入った演技をする。リュック・ベッソンの演出もさることながら、本人が持って生まれた才能だろう。長身痩躯で身体が柔らかくて瞬発力があり、歩き方も走り方も美しいというのは、本人の努力だけでは達成できない。
オスカー女優ヘレン・ミレンがロシア訛りの英語を前面に出して存在感たっぷりにKGBのナンバー2のような役を演じたのが物語に奥行きとリアリティを与えている。この作品は彼女に助けられている部分が多いと思う。名演だった。
時系列が往ったり来たりするが、結果に対して原因を遡るようなわかりやすい構成なので観客が戸惑うことはない。ヒロインの切なる願いが作品を通底しているから、ずっとワクワクしながら鑑賞できる。やっぱり名作だ。
米ソ諜報組織に翻弄される女殺し屋の物語。最後に一ひねりあるのは珍しくないが、頻繁な時間軸移動による説明は目新しい。
諜報組織間の争いに最後一ひねり付け加えるのは物語としてそれほど目新しくないけど、頻繁な時間軸移動による説明は目新しい。
事前に1990年が主たる舞台と聞いていたので理解は容易だったけど、事前情報がないと話についていけないかもしれない。
感想として、
・主人公カッコいいというか滅茶苦茶強くて、男性警備員弱すぎ。
・格闘での傷が消えるのは整形のおかげ?殺し屋の仮の姿としてモデルという職業は向かないはずだが・・
・最後の米ソ両組織の親玉甘すぎじゃないかなあ・・
テンポよく話が進行するのは好印象で、もう一度見てみたいと思わせる作品は良い作品。
#31 LBが描く女子って最高❣️
主人公の女の子が女性としても戦士としてもパーフェクトな容貌で、男やボスを手玉に取って自由を手に入れる姿が格好良い。
リュック・ベッソンってどうしてこんなに女の子を描くのが上手いんだろう。
しかもいつも無名な子を使うところも好き!
久々の劇場鑑賞作は当たりだった
劇場で新作が観られない辛さを生まれて初めて味わった。映画好きにはまさに地獄の日々だったが、なんとか再開して素直に嬉しい。新作は数少なくまだ完全復活ではないが、大幅延期となってる期待作が少しでも前倒しになって欲しいところ。
さて、前情報に殆ど触れず観た本作だが、ベッソン監督は本作で完全復活と言っでも良い、それほどの良作だった。
ここ数年の数々のロシア女スパイ物作品とは似たようで明確に違った。そこにはニキータを撮ったフランス人監督の良い意味での『らしさ』があり、近年の殺戮アクション映画のお約束アクション(時間長い、周りの小物使い、とにかく敵が大量)あり、適度なお色気もありだった。一番良かったのはストーリー展開の秀逸さ。とにかく伏線説明やドンデンの数が多い。それは過去や未来に時代をこまめに動かす事で成されているが、一見、観客を混乱させるようで実に繊細に処理している。いやあ、思いっきり楽しめました。
主演の女優はモデル出身らしいが、スレンダーで手足の長い女性のキレキレなアクションは素直にカッコいいし美しい。だだ、ガンアクションで、デカめの拳銃の時の扱いは少し違和感ある。その辺りはニキータと同じだがw
犬になりな!
約2ヶ月ぶりの映画鑑賞。
そう、これこれ!という思いがこみ上げできて心なしか普段より真剣に鑑賞してしまった笑
自分は諜報機関とか大好物。CIA、MI6、AN通信、、で、KGB?
ソ連の諜報機関ってKGBっていうんだ!ってそれだけで嬉しくなってしまったけど、主人公のアナは諜報員というよりかは殺し屋だったのでちょっとだけ残念。(前情報入れてない自分が悪い)
途中途中説明的になるよりかは最後にわーっとやってもらいたかったかなぁという印象。
あとはとにかくアナが強い。女が強い。男が弱い笑
久しぶりの映画館良かった
覚悟を持つ人は強い。
愛情も感じました。
時間が行き来してわかりやすくストーリーが作られています。
面白かった。作った人頭良いと思いました。
モヤモヤ
72本目。
コロナで延期になってた作品が公開されていく。
嬉しはあるが観たい作品被りまくるんだろうな、ソーシャルディスタンスですぐに席が埋まるのでは?
こればっかりは仕様がない。
面白くはあるし、?だった所は回収してる。
でも何かスッキリしない。
観終えてもちょっとモヤモヤ。
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