劇場公開日 2020年12月12日

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「またまたヤクザの話」無頼 りやのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0またまたヤクザの話

2021年2月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「ヤクザと家族」「すばらしき世界」に続き、またまたヤクザの話だった。
第二次世界大戦後、親を亡くし、人に頼らず、飢えに耐え汚れ仕事をして生きてきた男がヤクザとなり、やがて一家を構え、裏社会を生きていく話。
モデルは元山口組系後藤組の組長・後藤忠政らしい。
山口組の抗争らしいシーンもあり、あの事件かな?って後で思ったりした。
しかし、主人公の描き方が雑で、なぜ?って感じの箇所が多く入り込めない。
監督は何を描きたかったのか?親が死んで、社会保障が充実してない時代、誰でもヤクザになる可能性があるってこと?
最初白黒っぽい画面で、徐々に色が付いてくるのは昭和史、テレビ史を表してるのかな。
戦後から平成になるまでの昭和史を一人のヤクザを通して復習出来たのは良かったかも。
主演の松本利夫はパッとせず、妻役の柳ゆり菜は普通。木下ほうかと升毅は良かった。

りあの