劇場公開日 2021年4月2日

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ゾッキのレビュー・感想・評価

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3.0【愛知県蒲郡市西浦町をメイン舞台にした”寄せ集め”映画。”奇妙奇天烈な世界観”の解釈が評価の分岐点になります。愛知県西三河地区在住者より、若干の戸惑いと鑑賞して頂きたい複雑な気持ちを込めて・・。】

2021年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

 ー ”ゾッキ”とは・・。古書業界で使われる用語で、”寄せ集め”を意味する。今作は、フライヤーにもある通り、竹中直人、齊藤工、山田孝之が、それぞれ製作した小品を、”微妙に”シンクロさせて、一本の映画にしている。ー

 ・鑑賞前、多少不安だったのは、竹中直人は8作、齊藤工は3作の映画監督を務めているが、可なり独特な作風の作品が多い点であった。
 希望は「DAY AND NIGHT」(秀作である。)の脚本に携わった経験のある山田孝之が加わる事で、どのような作品になるのか・・、一般客層に受け入れられる映画になるのか・・、という一点であった。

■結論
 ・今作の、独特な世界観は、十二分に堪能した。
 但し、今作が秀作かと問われれば、"偉大なる実験作"である、と答えたくなってしまう作品であった。
 俳優陣の豪華さは、3人の監督の人脈によるものであろう、と思われるが、それぞれの出演時間は短く、中には”えっ、どこに出ていた??”と言う、有名俳優さんも、数名いた・・。
尚、松田龍平、鈴木福、森優作、吉岡里帆は、各掌編の重要なキャラクターとして、しっかりと演技していますよ・・。

 ・”もう一度、観るか!”と問われれば、隣市在住者としては、”観る!”と答えたいところであるが・・。微妙だなあ・・。ドキュメンタリー作品「裏ゾッキ」は、観たいなあ。

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NOBU

0.5公共機関が勧める様な映画ではありません。

2021年3月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

愛知県先行上映で子供を連れて観に行きました。
撮影現場の公共機関がこの映画を推していますが、
不謹慎な表現があり不快を感じました。
子供に見せる様な映画ではありません。
撮影した市はこの映画の内容を確認していますでしょうか?
良い映画だと思って子供と映画を観に行ったのですが、残念で仕方ないです。

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はるこ

3.0他愛もないのに、なんかクセになる

2021年3月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

タイトルの『ゾッキ』の通り、いくつかの短編を「ひとくくり」にした群像劇。オムニバスでありながら、同じ街の人たちが微妙につながり合う構成になっている。(かと言ってストーリーが絡み合っていくというほどではない)

いま勢いのある映画クリエイターとしての齊藤工と山田孝之に、竹中直人という異色の監督3人体制という企画だけでも気になりすぎるが、俳優陣も一癖も二癖もある組み合わせばかり。

エンドロールで確認できるが、それぞれが監督したエピソードを組み合わせながら繋いでいる。
それぞれは正直とりとめもない話なのだが、登場人物たちがなんとも愛くるしい。キャラ立ちさせるキャスティングと演出にこだわったか。

「おっぱいが肩についていたら…」とか「楽しいと分かっているところに行ってなにが楽しい?分からないところに行くから楽しい」など、妙に腹落ちしてしまうセリフが散りばめられていた。

個人的には石井克人監督っぽい雰囲気を感じた。

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もの語りたがり屋

2.5オムニバス映画にすれば?3人の監督の色が見えず

2021年3月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

怖い

単純

良作か不作かで言ったら、不作のボーダー。短編集が原作らしいので、地続きにしない方がかえって良かったのでは。

そもそも、ゾッキ=寄せ集めって言っているのだから、寄せ集めたものを作れば良かったと思う。同じ町で起きたあれこれを展開しているからそういう構造にしたと思うが、どうも分からないことが多すぎる。個々で区切ってもあのラストなら納得できるし、3人の俳優監督が撮ったことを売りにしているのだから、そう立てるべきだったんだと思う。なんか、ダラダラしてて勿体ない。脚本家はひとりってこともあってか、軒並み同じような空気。違いが分からなかった。
また、エロと思春期みたいなエピソードしか残ってないけど、独特な匂いを発することには成功してた。男子の頭ん中って割とこんなもんって思いつつ。放課後を誇張したような感じ…と例えてみたけど、違うか。笑
と言いつつ、キャストはアンサンブルしてることもあって良かった…気はする。コウテイの九条ジョーのヒトリ勝ちではあったけど。人脈をありありとみせられた様なクレジットで面白かった。

なんだろう、結局何にも残ってないんだよな…。好きな人が原作をリスペクトした、内輪ネタみたいな作品なんだと思う。だから伝えようとしてこない。正直、試写で良かった。

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たいよーさん。

5.0素晴らしい監督たちと脚本で起きるケミストリー。

2020年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

★第33回 東京国際映画祭
ワールドプレミアム上映にて鑑賞。

ゾッキというなんともシュールな漫画を原作に
作者の故郷である愛知県蒲郡市にて全面ロケ。
蒲郡市も全面協力。
まずは、竹中直人さんが
これは!映画にしたいと!声をかけた山田孝之さんと斎藤工さんの3人で監督して完成。
ゆるくてシュールな物語に音楽監督はCharaさん。
出演も、松田龍平さんや鈴木福くんに、まぁ…皆さん個性的でクセモノ揃い。
どーなる?どーなる?
と思いながら…
気づいたら終わってた(笑)

めっちゃ声を出して笑いながらも、なんとなく切なくなる。
いろんな意味で、オススメする人を選びかねない作品。
でも、本気で傑作です!!

映画の歴史の1ページに立ち会った気分でした。

個人的には、別府ブルーバード劇場等のミニシアターでは是非とも上映してほしいし!
というか…
ブルーバード映画祭で竹中直人監督はじめ…皆さんに舞台挨拶して欲しいくらいな感じの作品でした(笑)
【罪の声】で…ずどーーん
となったとこを、爽やかに【ゾッキ】でお口直しな感じですかね(笑)

というか・・
サプライズで3人の監督たちのQ&A舞台挨拶にも感動でした。
サービス精神旺盛な竹中さんに感動でした!!

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しゅんいち