劇場公開日 2021年1月8日

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「事実なんだよなぁ。。。これ。」ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5事実なんだよなぁ。。。これ。

2021年1月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

たまにはハッピーになれそうな映画見ようかな!(午前中にハードな作品観たし・・・ww)ってことで鑑賞。いやー、予想外に面白かったです。

どこまで脚色なのか?がわかりませんが、エンドロールで流れる本人達の写真を観ると、全部本当なのでは?と思ってしまいました。
確かにエンタメ色が強いインド映画特有の演出はありますが、あまり気になりません。それだけ「あのノリ」がそんなにないのです。(歌と踊り(っぽいの)はありますが。)
ストーリーや盛り上げ方はまぁ、ベタといえばベタですが・・・これまたあまり気にならないのです。
不思議。今回は主要登場人物も多く、描くエピソードも多いのですが、主題にそったエピソードで亜rということと、展開のリズムがよかったからかもしれません。インド映画特有の詰め込み感もなく。

また事実だったのでしょうが、女性達主体のプロジェクトチームが崖っぷちを、情熱と女性らしい工夫や細やかさで乗り切っていくという様子が、なかなかの胸熱なのです。
暑苦しくない熱さ・・・なかなか良いです。プロジェクトの成功物語ですから、なんというのでしょう。
障害の越え方自体がドラマティックに描かれがちですが、いい意味でLightなんですね。
「あは!こんなの思いついちゃった!いーでしょ?いーでしょ?」とか
「昨日のあれと一緒かも?よし、やっちゃえ!」みたいな・・・。
女性のしなやかでかつ強さもうまく見せてくれていたかなー?

また、仕事一辺倒ではなく、インドの社会における女性の立場や女性に求められることも、サクッと描いているあたりもなかなか良いです。
(身を守るために車の免許をとる・・・なんてセリフ、、ドキッとしました)

それと、結構グッとくるセリフが多いんです。
「夢は眠る時に見るものではない。君を眠らせてくれなくなるものだ」なんて、かっこよすぎ。
過去から脈々とつながるインドの宇宙開発への情熱が受け継がれ、障害を乗り越え結果に繋がっていく様もなかなか熱くさせてくれます。

ベタ展開もいいもんはいいのです。

バリカタ