劇場公開日 2020年4月10日

  • 予告編を見る

「エンタメを極めたものを見た」新喜劇王 SHさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0エンタメを極めたものを見た

2020年6月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

出だしからかなり長い間の耐え難い苦痛・・・くだらないギャグ、ベタな展開、軽々しい歌とうまいとはいえない演技とアフレコ・・・
かなり違和感をもった声のズレは、オリジナルの北京語を広東語に吹き替えていたから(?)ということを後で知る。にしても、この内容は自分史上最悪の作品になる予感─
しかし!それらすべて演出であり、チャウ・シンチーの策略だった!
超エンタメを超楽しんで、超感動。エンターテインメントを極めたものの究極の作品を目の当たりにした。
ミラクルマスクマンからチャウ・シンチーがかなり好きで、演じても創っても、これほどまでの質のアーティストは他にいないような気がしている。
今回の作品は監督自ら出演していないので、少し不安・不満な気持ちを持ちつつの観賞だったけれど、終わってみれば最高傑作だったという印象だった。
これほどまでに喜怒哀楽を刺激された作品はない。素晴らしい劇中劇を観賞しきった。

SH