配信開始日 2020年1月31日

「基本的には嫌い...でも...」アンカット・ダイヤモンド 十ロ九さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0基本的には嫌い...でも...

2020年5月2日
iPhoneアプリから投稿

短絡的で

思慮が浅く

刹那的で

責任感がなく

ほぼ獣みたいな男が

己のユルさから

話がこじれていき

やがて八方塞がりになるも

動物的直感をもって

人生逆転を狙うお話

好きです

こんな地獄

物語の中でしか追体験したくない

だからとても映画的なテーマ

でもこの映画は好きじゃない

なんかうるさいから?

なんかオシャレっぽく悪い世界を描くから?

スタイリッシュ(半笑い)?

グッドタイムよりはこの監督さんの作品の楽しみ方が分かった気がします。

要は慣れですね。

すきじゃないけど、

ラストの歯切れの良さから来る余韻や

表層的な英雄譚の深層で蠢く欲望の構図など

味わい深い部分もあり

嫌いと斬り捨てきれない心地悪さがあります。

そして

私が良いと思った点が最終盤であり、

自ずと

右肩上がりの印象で終わるため

おそらく次回監督作も観る可能性があります。

十ロ九