劇場公開日 2020年8月28日

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オフィシャル・シークレットのレビュー・感想・評価

全87件中、41~60件目を表示

5.0英国では、情報公開と、司法が上手く機能した。だが我が国で同じコトが起きたらどうなるか?

2020年9月7日
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みっく

4.5保護すべき国家機密とは

2020年9月6日
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bloodtrail

4.0移民の夫を持つ身でも⁉︎

2020年9月6日
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悲しい

知的

ブッシュが大統領でなかったら、この戦争は起きなかっただろう。あの当時よく話していたことを思い出した。中東の戦火のニュースには心を痛めていたものの、対岸の火事とせず、自身を危険にさらしてまでこの戦争を止めたいと行動を取ったキャサリンの勇気は本当にすばらしい。ただ、移民の夫にまで影響が及ぶ可能性を(映画の通りだとすると)想定していなかった?のは、、GCHQの職員の割に、うーん、ちょっと浅いのかなと感じた。強制送還を間一髪で止められたのは運が良かったとしか言いようがない。
でもそれも、戦争を止めたい、その一心だったからなのかもしれないし、これが実話ゆえの生身の人間の行動なのだと思う。最後に裁判所から出てきた時の本人のインタビュー映像が出てくるが、なんと言うか、すっきりとした潔い姿がとても印象的でした。

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TOMO

3.0共感できるが響いてこない

2020年9月5日
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キーラ・ナイトレイの正義感や恐怖や不安はすごく理解できるし共感もできる。

なんだけど、なぜかそれらがまったく響いてこなかった。

言うなれば、スクリーンの向こう側で起こっている話をただ客席から傍観しているという感じ。

実話だし、キーラ・ナイトレイの演技も悪くない。なのになぜこんなにも響いてこないのか不思議なほど。

演出のせいなのか?
それとも、脚本?
もしかして、こちら側の感性の問題?

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ただの映画好き

4.0間違っていることは間違っている。

2020年9月5日
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この作品のレビューは難しい。
慎重に言葉を選ばなければいけないと切に思う。
題材は民主主義のお手本アメリカの当時の大統領が、
実はとんでもない大嘘をついていて、
それによって大量虐殺がなされたイラク戦争の発端の話を、
英国GHCQ側から描いた真実に基づいた作品。

社会的な意見はさておき、
娯楽としてもこの作品は実によくできている。
諜報機関というものが、どのように動いていて、
そこに務める職員たちはは至って普通で、
亡命を申請している人の苦労や、反戦主義者たちの苦悩や、
人権を取り扱っている弁護士たちの意思の強さや、
新聞記者とはどのようにして揺れ動くのかとか、
とにかくそういった「中身」が実に面白い。

なので特に社会派じゃなくとも、この作品はきちんと楽しませてくれたし、
事実をこのような形として表現したのには、
実は大きな目的があるのだろうときちんと気付かせてくれる。

間違っていることは間違っている。

たったそれだけの意思を貫き通すのに、
こんなに大変な思いを強いられる。
しかし人として、それはとても大切なことなのだと、
この作品は訴えている。

弁護士の最後のシーンは特に印象的だった。

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茉恭(まゆき)

5.0全ての「国民」に見て欲しい

2020年9月4日
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きのぴよ

4.0これは決して、イラク戦争時の欧米「だけ」を扱ったポリティカル・サスペンスではなく、現在にも繋がる問題を扱った作品。

2020年9月4日
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2003年に勃発したイラク戦争は、大量破壊兵器をイラクが保持しているという、主に米国が主唱した大義名分が発端となっています。しかし現在では、多くの情報・資料が、この米国の主張が根拠のないものだったと暴露しました。だが、日本を含め多くの報道機関は、米国の大義名分を覆すどのような証拠があったのかについてあまり具体的に言及してきませんでした。本作はそうした米国の戦略上欺瞞と、それに同調した英国政府を一人の職員の目を通して描いています。

キーラ・ナイトレイ演じる主人公、キャサリン・ガンはGCHQ(英政府通信本部)の政府職員なので、もちろん当時の世界情勢は国家機密を含めて熟知しています。そんな一般の人々とは隔絶した立場にある人物を主人公にしたポリティカル・サスペンスは、しばしば難解な筋立てとなり、かつ背景状況の熟知を要求するなど、観客を取り残しがちになります。しかし本作では、彼女が夫と報道番組を見るという形で、さりげなく当時何が起こっているのかを説明しています。これはなかなか上手い演出だと感心しました。

じゃあこの物語は17年も前の、しかも遠く英国政府内の出来事として片付けることができるのか、というと、決してそうではありません。本作が投げかける重要な問いは、「国家への忠誠義務を負った公務員が、国民のためにあえて政府に背くことは正当なのか」です。もちろんこの問いは、ここ数年来、日本でも米国でも、世界のあらゆる政治的状況で繰り返し取り上げられてきました。そのため本作が語る問題を、現在の私たちと地続きであることを実感する観客は少なくないでしょう。なぜ今、この作品が作られなければならなかったのか、強い必然性があったのです。

自分の信念を曲げないキャサリン・ガンの、率直で力強い言葉に大いに勇気づけられますが、結末間際にある人物が口にする、この事件の背景動機には唖然というか慄然としました。そしてレイフ・ファインズのひとこと。よく言った!

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yui

4.0ドキュメントにもエンタメにもどっちつかず

2020年9月3日
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コージィ日本犬

4.0COOOOL!!!!!!!!

2020年9月3日
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クールで、めっちゃ、面白い!!

たまたま他の映画(「シチリアーノ」)が満員で、代わりに観た、みたいな位置付けになっちゃったが、評判の高さは感じてた。こっちもほぼ満員で、最前列鑑賞だし。(最前列、嫌いじゃないけれど…) ああ、得した感じ。

ああ、あの「アイインザスカイ」の監督なんだ。あれもクールな傑作だったもんね。俺、この監督のテイスト、ジャストミートらしい。こりゃ、覚えとかなきゃ、ギャビンフッド監督!

9.11のテロを受けた米国が、米英等の有志軍で、「テロリストを匿い、大量破壊兵器を保持している」との疑いで、イラクに侵攻する直前の英国。

諜報機関GCHQで働く主人公が、明らかに違法な工作活動に憤り、その指示内容をマスコミに流し、スパイとして起訴される話。

盛り上がりを作りにくい話に思えるが、初めから終わりまで、ずっとドキドキしっぱなし!
法廷への階段なんて、ちょっとしたホラーだよね。

これが、実話!
世界には、驚くべきことがいろいろあるんだなあという驚き。

主人公は、憤りからリークしたものの、思い直したり、不安になったりしていたのが、途中から腹が座ってくる様子が、とても凛々しくてよかった。

法廷前の電話で、若き夫が言う "So proud of you." (君を、誇りに思うよ) 自分がトルコに強制送還されそうになる危機に陥ったりしながらも、これが言える夫、素晴らしい。「そういう夫でありたい」と思いました。

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CB

2.5映画作品としてのカタルシスと人物描写のバランス

2020年9月3日
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ニコ

3.5短く評価/観てみて

2020年9月2日
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違法な戦争は正しい事?
正当な戦争は正しい事?
犠牲者が居るのは正しい事?

違法と秘密を暴き

違法と秘密で・・・

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ハロン

3.0勇敢なリーク

2020年9月2日
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良い作品。

キャサリンがリーク張本人なのに
オブザーバー誌にその記事が掲載された時の
、ビビリ方。後悔したように見えた。

次第に
【やってやろうじゃん】的な意欲が、徐々に沸いているように見えた。

このような事件があったのは知らなく、この作品で知りました。
勉強になりました。

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minbk

2.5ソーシャル・ディスタンス

2020年9月2日
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久しぶりに映画館に行きました。コロナ感染拡大防止の為、適度な間隔を開けての座席指定。寂しい限りの観客数でしたが、そうじゃなくてもこんなもんじゃないかなと。

映画、何を観たの?と聞かれた時、"オフィシャル・シークレット"って言うタイトルが出てこないんですよ。さっき観たばっかりなのに、タイトルが頭に入らない。"シークレット"はすぐ出てくるんだけど、"オフィシャル・シークレット"になると出てこない。

歳か?やばい。

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Brian

3.5よかった

2020年9月2日
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吉泉知彦

4.0主人公は日本で英語教師をしていた

2020年9月2日
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実在の人物をモデルにした映画。主人公のキャサリン・ガンさんは以前広島で二年間英語教師をしており、その時に平和行進などにも参加し、戦争の悲惨を感じてイギリスに帰国後、一人で政府を相手に戦争に反対する行動をとる。地味ですが、心に染みる映画でした。

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PTL

3.0正しいことも、できなかった

2020年9月2日
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 王様の耳が何か、知ってますか?。みんなに、伝えたくないですか?。みんなに伝えることで、世界はどうなると思いますか?。

 私にとって正しいこと。国にとって正しいこと。隣の国にとって正しいこと。何故、一致しないんですかね?。いつも疑問です。
 限られた空間と、限られた情報から生成される正義。そこに国家の大義をトッピングしたら、もぅ、怖いもの無しです。その後、待っているのが、「素晴らしき哉、戦争」…。
 ところで、大量破壊兵器って、何?。クルドの民が苦しめられた、サリンか、マスタードガスか何か。あるいは、巡洋艦が放つ、巡航ミサイル、トマホーク。そういうのって、人の人生、大量に破壊してませんかね?。
 いずれにせよ、全ての人が、知る権利を享受して、全ての人が、ヒトの数だけ正義があることを、認識できたら、戦争が無くなるのかしらと、夢みたいなこと、思ってみました。

 ただね、私が、同じ現場にいたら、同じだけ正しいことは、しなかったと思います。それが偽らざる私です。

 まぁ、あれですかね。ルールを守ることも、正しいことなら、ルールを糺すことも、正しいことですかね。ただ後者には、ちょっと勇気が要る。本作から、そんな勇気を受け取った方が、現れることを祈ります。

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機動戦士・チャングム

4.0権力を国民の手に取り戻すのだ

2020年9月2日
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知的

難しい

 改めてジョージ・ブッシュ(息子)は最悪の大統領だったとつくづく思わせる作品だ。そしてそれに付いていったトニー・ブレアもまた最悪の首相であった。そしてこの二人のチンピラ政治家の足元で尻尾を振っていたのが小泉純一郎である。明治以降一番情けない総理大臣だと思っていたが、まだ大統領に就任もしていないトランプに早々とへーコラしに行った安倍晋三には驚いた。情けないを通り越して日本の恥となった。
 しかし世界はアホな指導者を戴くアホな有権者で溢れている。特にアメリカは自国を世界一の国だと思いこんでいるフシがあり、歯向かう国があれば徹底的に叩こうとする。CIAはそのために裏で動いている。たとえ大統領がオバマになっても、その辺は変わらなかった。イギリスのMI6にも同じような傾向がある。諜報機関の怖さを知っているのが自民党の中枢にいる人々で、歴代の自民党政権は悉くアメリカに従順であった。
 もしアメリカの政権に逆らおうとしたらどうなるか。それは沖縄の米軍基地を排除しようとした鳩山由紀夫がどうなったかを見れば明らかである。違法でもないことで政治資金の問題を追求されて総理大臣を辞めることになった。同じ基準で言えば安倍晋三は10回以上も辞任しなければならなかったはずだ。ところが「責任を痛感する」を連発して誤魔化し、歴代最長になるまで総理大臣を続けた。大臣室で100万円を受け取ったとされる明らかに受託収賄の大臣は、しばらく姿をくらましていたら、しれっと復帰している。検察も含めて殆どの官僚もまたアメリカの方を向いて仕事をしていることの証左である。民主主義の理念に背くことを悩んだ近畿財務局の赤木俊夫さんは稀有な存在だ。政治家も官僚も民主主義が国民主権であることを忘れ、権力を私物化しているのが世界の政治の実態なのである。

 キーラ・ナイトレイはやっぱり上手い。演じたキャサリンは、政権が歯向かう者に対してどれほど冷酷で陰惨な仕打ちをするかを思い知らされ、怖さに震える。普通の庶民の反応としては至極当然なのだが、映画のヒロインとしては物足りないし情けない。何のためのリークだったのかと思ってしまうほどだ。このあたりの演技はピカイチだ。
 しかしキャサリンはそのままでは終わらない。人間には慣れというものがある。幽霊もスカイダイビングも慣れたら怖くなくなる。もちろん危険が減る訳ではないが、動揺や恐怖が減じて冷静さが増す分、対処がより現実的になる。簡単に言うと強くなるということである。キャサリンは強くなり、彼女に影響されて夫も強くなる。怯えて縮こまっていた二人は周囲の応援と協力者の力を借りて立ち上がる。権力を国民の手に取り戻すのだ。
 政権は法を盾にして民衆を弾圧するから、庶民も法によって政権と闘うしかない。しかし法というものは人間が作ったものだから、解釈によっては適用が異なる。安倍政権のように都合よく解釈すれば何でもありだが、イギリスは流石に法治国家であり、無理な解釈で法を歪めることまではしない。
 前半のヒリヒリする緊張感から、後半は政権と庶民、民主主義のあり方、そして法を用いた政権との戦い方について、考えながら鑑賞することになる。とても見応えのある作品だった。

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耶馬英彦

4.0人は正義感でどこまでできるか

2020年9月2日
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イラクと戦争する法的根拠を得るための国連決議を有利にするため、NSAが諜報活動を指示したメールを告発した女性の物語。
告発した女性は反戦主義者ではなく、不正な工作で大義のない戦争をさせてはならないという単純な正義感にかられて行動している。リークされた情報を記事にした記者も、(真偽は確認しつつ)政府に睨まれようが正しい情報をニュースにするという姿勢を貫いていた。
この2つの話を中心に展開。地味な話なのにとても緊張感があって、しかも考えさせられる内容がたくさん含まれた脚本だった。イラク戦争絡みの映画は良作が増えてきている。
ただ、最後の法廷シーンは肩透かし。事実だから仕方ないけど。スッキリとはしない終わり方だ。イギリス政府もイヤなことするね。
個人的には、イギリスのマスコミが政府の発表だけで記事を作らずにちゃんと取材しろよ的な主張が盛り込まれていたところにドキッとしてしまった。今の日本と似てるじゃないか!

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kenshuchu

3.0政府と国と国民と

2020年9月2日
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マスゾー

4.5よそで釣ってくれ

2020年9月1日
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興奮

知的

イギリスの諜報機関で働く主人公が、アメリカ諜報機関から届いたよろしくないメールを見てしまい、良心の呵責からリークし大騒動となる物語。

不法な開戦を止めるため、正義に走るキャサリンの行動が、英国紙記者やその仲間たち、弁護士たちを繋いでいき、最後は裁判所で検察側と闘うことに。

序盤は良すぎるテンポにおいてかれそうになるが、内容自体は複雑すぎず、比較的観易い作品。
法廷へあがるときの階段のシーン等々、細かい所の演出も凝っており、緊張感がたまらない。

嘘を嘘で隠すといった話はよくあるが、正義の為に真実を伝えようとするのも命がけとは世知辛い。。
さらにキャサリンは、直接は関係ない夫に対しても粗嫌がらせと言っても良い仕打ちを受けることになり、絶望的な展開に。

そして何より、この厳しい決断をしたにも関わらず、ご存じの通り、結局戦争は始まってしまったのがなんともやるせない。

まぁ確かに、我々一般人が普通に勤めている会社でも、情報をむやみに持ち出せばそれはいけないわけではあるけど…。それが国家機密であり、だがしかし罪のない人々の命が失われかねないものだった場合、、、う~ん。

序盤はオムニバス的な展開から最後皆が集結していく感じは高まったし、正義に走る登場人物ひとりひとりがカッコよい。日本のメディアも国民に非難されがちだけど、中にはマーティンのように闘っている人もいるのかな。。

とにかく、正義やら忖度、嘘と真実と云々と・・・が大いに味わえる良作でした。

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MAR