劇場公開日 2020年2月21日

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スキャンダルのレビュー・感想・評価

全259件中、61~80件目を表示

3.5Bombshell

2020年10月17日
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フェミニストであることがバランスを欠くような物言い。Fox Newsとトランプの異様さ、それに呼応する街中の白人達。今はもっと酷いのだろうが、理解し得ない社会を内外に示している。
豪華共演と聞いて、もっと派手な作品かと思っていたが、それぞれの人物を丁寧に描き、葛藤とひとつひとつの選択がことの次第を静かに伝えてくる。なんなら吊し上げられても良いような加害者権力側もカタルシスを充填しない。製作側の意図が伝わる。次の段階に来たのだと思う。

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Kj

3.5FOXニュースの実話。

2020年10月10日
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Norman

3.5女性主体の復讐劇

2020年10月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

実際にあったFOXニュースでのセクハラ騒動をかなりスケールデカく描いた作品。
そんな自分は男性だから、この映画に関して正当な評価はできないと思う。
セクハラはどの社会にも存在する一種の病みたいなもんで、それがケーブルTVの人気局ばかりじゃなく下町の小規模な工場とかでもあり得る問題。
只、男性の自分でも悔しいと思うのは権力の横行。これは許せないよ。
これ以降だろうか、ハリウッドでも様々なセクハラが訴えられて、一つのムーブメントと化していった。
なので女性が観ればスカッとする復讐劇なんだろうが・・・
まあ、例えば(いや、その例えが決して正しいとは思えないが・・・)男性の自分がマカロニ・ウエスタンの「続・荒野の用心棒」を観てスカッとするのに対して、女性が観てもイマひとつな感じ?
を受けるだろうと想像する。
なにしろ80年代におなじみなジョン・リスゴーがセクハラ親爺ってのも個人的には残念なキャスティング。
とにかく悪役に徹してるってか・・・おめージジイのくせにいい加減にしろって単純に思うけどね。

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colt45SAA

3.0「女だから」の優位性と虐待は紙一重

2020年10月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

「美しい女」限定で、「セクハラを笑顔で耐え抜く」ことができたら昇進や高額の年収を手に入れられるが、断ればクビ、という天国か地獄かの選択。

ターゲットになった女性達は、たまたま美しく自己顕示欲や上昇志向が高かっただけでその究極の選択を迫られることになる。

華やかな世界は実力や努力だけがモノを言うわけではない。運とタイミングと覇者の気まぐれが肝なのだ。
よって、奴隷から皇后になるように急転抜擢も夢ではない無理やりポジティブに考えれば、千載一遇なチャンスなわけで。



ということは、ほとんどのFOX社員は
女は突出した美しさがないと、アンカーになれない
男は急転チャンスはない
と絶望感を抱いているのかしら。

終盤ロジャーTシャツを配っていた女子は、この絶望感を抱いて嫉妬も感じていたんだろうか。

自己顕示欲が強すぎるのもいかがなもんかと思うが、セクハラはダメ!絶対!!!

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soleilヾ(´ε`○)

3.5二本立て二本目。実話ベースのセクハラもの。 ニュースキャスターって...

2020年9月19日
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鑑賞方法:映画館

二本立て二本目。実話ベースのセクハラもの。

ニュースキャスターって美形揃いですよね。さもありなんって感じ。日本でもこれに近い話はきっとあると思う。告発する勇気、これが並大抵なものではないというのが分かります。

ここからややネタバレ注意。

でも和解金20億って…なんか羨ましい気もしてしまいます。もっとすごいのは被害者全てへの和解金より加害者の退職金の方が多いっていうラストテロップ。マジですか?理不尽すぎて言葉もありません。加害者、大勝利ですやん。

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はむひろみ

3.0女である前にアンカーよ

2020年9月14日
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shimo

3.0平坦で散漫

2020年9月1日
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鑑賞方法:VOD

単純

難しい

重いテーマのはずなのだが、それほど怒りを感じることもなく、
不快な思いをすることも余りなかった。
それは私が男だからなのだろうか。
理由は2つあるように思う。

1つはいわゆる#Metoo運動が少なくとも日本においては非常にうさんくさく、
心からのシンパシーを感じられないこと。
特にマスコミや芸能界においては、怪しげな連中が跋扈しているように見える。
実際、ハニートラップに填まる愚か者が後を絶たない?

2つめはトランプの存在だ。
事実に基づく話だから実際にそうだったのかもしれない。
しかし、そこが強く出過ぎてしまったがために、フォーカスがぼけた。
そして、3人それぞれの内面を掘り下げられず、比較的平坦なストーリーとなってしまった。

全体としてつまらなくはなかったが、心に訴えかけるパワーはなかった。

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みみず

2.52回めにしてやっと。。。

2020年8月25日
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たまたま、2回目。2本立てだったのでタマタマ。
やっと意味が分かりつつありますが、まだ。。。

トランプさんとの絡みがよくわからず。

パワハラ??訴訟?

それにしても、ニコールさんは、凄いなぁーと。
アップに耐えうる⤴️素晴らしい☆彡

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花

4.0今に続く闘いの狼煙を上げたは、アンカーウーマン

2020年8月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

萌える

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近大

3.5美しきアンカーウーマン

2020年8月8日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:3.8
シャーリーズ・セロン&ニコール・キッドマン。
洗練され過ぎた女優2人の鋭い眼光に、たじろぎながらも魅入ってしまう本作。
キャリア志向の塊のTV業界の中での、セクハラとキャリアとの等価交換。利用したか、それとも利用されたかで立場も変わる。
またマーゴット・ロビーやケイト・マッキノンもとても良く、大好きな女優陣勢揃いで見応えがある。

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カメ

5.0見る人によって評価は変わるかも

2020年8月8日
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難しい

性犯罪の被害当事者や、関わったことがある人と、「被害にあったこともないし、そんなの滅多にないでしょ?自分の周りにはそんな被害者いないよ」タイプの人が見るのとでは感想が大きく変わると思います。
私はストーリーだけでなく、セリフやキャストの表情、一挙一動に感情移入してしまい最後まで目が離せませんでした。
特にセリフ(吹き替えで見ました)が『一見普通のことを言っているけど当事者にとってすごく重い言葉』が自然と使われていました。とてもリアルだった。

この映画によって、性別に関わらず全ての人が声を挙げ、
また、被害者の性別に関わらず、性犯罪が少しでも無くなることを祈ります。

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あべこ

3.5ハラハラした

2020年8月3日
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知的

女性が皆すばらしく、ハラハラして鑑賞した。
CEOロジャー役が憎らしくていい味出してた。

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りあの

3.5分断を引き起こした男

2020年8月1日
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スリリングなエンターテインメントとしての進め方だけに軸足は置かない。

キャスター達の気持ち、
ロジャー・エイルズの罪の深さ、
影響の大きさ、
をじっくりと描く。
が、
もう少しキャラクターを作り上げても、
よかったか。

実話ベースの作品は、
リアルに仕上げようとして、
事実に呪縛されて、
登場人物がのっぺらぼうになるケースがある。
特にこういう作品ではさじ加減が難しい。

敵の敵は味方の描き方はよかった。

ヒットしたから、
興行的に成功した、
という事で括ってはいけない問題を、
伝える!

という、
大きい問題に対峙するスタンスや気概のようなモノは感じた。

ルパート・マードックをマルコム・マクダウェル!

若い頃の非道ぶりをアレックスでつなげたか?

エイルズが、
ヘイトマーケティングで集票、
トランプを大統領に担ぎ上げた手法、
嘘みたいなプロセスに詳しい、
「ザ・ラウデスト・ボイス―アメリカを分断した男―」と併せておすすめです。

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蛇足軒瞬平太

4.0男世界の本源を突く、重苦しい作品。

2020年7月19日
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鑑賞方法:映画館

FOXニューズ社という、全米3大ネットワークに次ぐテレビ網を支配するセクハラ権力者。

その権力者のセクハラに迎合し、取り入ったことによってキャスターの座を得てきた女性たちのうち、権力者の寵を失って左遷された者が、権力者のセクハラを告発した、という作品です。

キャスターの女性たちは脚線美を誇張せねばならず、それを接写するカメラワークによって大衆人気を得ていた(とまで言い切ってしまうと史実に反するかも知れませんが)テレビ局が舞台です。

つまり、女性に対してまず第一に、外見(セクシーさ)を求める数千万人の視聴者の代表として、権力者はキャスターたちを慰み物にしていたわけです。

それを視聴者のアナタも心の奥底では望んでいたでしょ、つまりあなたがた視聴者も共犯者なんですよ、と告発しているわけです。

観ている側としては、テレビに写る女性は、きれいなほうが嬉しい……という、単純で素朴な願望は抑えられるものではありませんが、それが女性に対するハラスメントを構成するわけなので、いったいどうすりゃいいのでしょうか。

その答えは、同じ日に「チャーリーズ・エンジェル」を見たことによって気がつきました。
こちらは「女性をモノとして鑑賞する観客たちを喜ばせる映画」の典型です。
つまり、もしかして、有名人という職業は、ハラスメントを甘受すべき職業上の高度な義務を負う職業なのかも知れぬとも考えられるわけです。

つまり一般人の尺度でこの「スキャンダル」という映画の「セクハラ権力者」を断罪してしまうことは早計に過ぎるのかも知れません。

例えとしては穏当ではありませんが、ソープ嬢や風俗嬢という商売を選んだ女性たちが、職業上、男性から受けることを甘受すべき水準と、オフィスワークで働く女性が甘受すべき水準とは、まったく違っているのが当然であり、それは彼女たちの報酬額も違うのだから、一刀両断に語ることはできない、という点です。

ニュースキャスターは、単なるOLよりも、はるかに高収入なことは間違いないでしょうから。

というわけで、あらぬ方向にまで悩んだ、そんな一日でありました。

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お水汲み当番

3.5ほんとの別人メイク

2020年7月11日
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エンタメニュースには「あれ、こんな顔だったっけ」枠がある。
ポータルにはまいにち他愛ないエンタメニュースが挙がってくる。
顕著なのは、芸能人の誰某がSNSを更新し、その態様または発言が好評あるいは炎上──というものである。

そんななかに、写真系SNSでの顔に対して「あれ、こんな顔だったっけ」と反響が寄せられた──というものがある。

もとよりメイクは、別人や若返りを目途にやるものではなかろうか。
芸能に生きる人なら尚更そうであろう。

「あれ、こんな顔だったっけ」と思われることを目指している彼女の、なんども取り直したはずの写真に「あれ、こんな顔だったっけ」とは、素直な反応である。素直というか、下世話というか、発言の有効性が希薄である。
きょうび、どうにでも撮れるだろうに。

もっとも、芸能人の写真系SNSに寄せられるコメントに、有効性の希薄でないコメントはない。

わたしも小市民ゆえ「あれこんな顔だったっけ」の釣りに、インスタを覗く。
すると、まず間違いなく「あれ、こんな顔だったっけ」言うほど──ではない誰某が、そこに写っているのである。

この手のエンタメニュースをばかばかしいと一蹴する意見があるのだが、釣られた以上、ばかばかしいと言える義理はない。
あんがい、ばかばかしいと思っている人たちがポータルにあがるエンタメニュースをつぶさに拝観している──わけである。

ところで、シャーリーズセロンはよく見る女優である。
ただこの映画の彼女は、識別できない。
ほんとの「あれ、こんな顔だったっけ」である。

Monster(2003)の彼女は、それでもまだ判る。
しかしこの映画のばあい、スチールを見た時点で、キッドマンとロビーと、あれ・・・これは誰だ?となった。
映画のなかでさえわからない。
寄ってもわからない。

アカデミー賞において、衣装賞や美術賞、あるいはメイキャップ賞など、縁の下系の賞は、われわれ素人目には、すごみがよく解らないことがある。

もちろん男女優賞も、作品賞、監督賞であっても、主観からすれば、あの人よりこの人だろ、とか、あれよりこっちだろ、との感慨はまぬがれないものだが、専門系の賞は、規準を形成できないため、へえなるほどと納得するしかない。

が、Bombshellのメイキャップ賞の受賞は、素人目にも完全に納得ができる。
それが、すごい。
氏は受賞にともなって、アメリカ人に受け容れられやすい、通名にしている。
その戦略性にも感心した。

ものまねメイクで一世を風靡し霧消した芸人がいたが、メイキャップのような専門職において、目指しているところの違い──を見せつけた。
どんな分野でも、やる人はやるのだ──を感じたわけである。

個人的にいちばんよかったのはジョンリスゴー。食いまくり暴言吐きまくり。絵に描いたような醜悪。圧倒的に隔意を催させる。昔っからうまい人だった。

映画はやや告発色がつよい。純粋なエンターテインメントを逸脱する怨嗟が見える。
がんらいドキュメンタリーになるものを、メーガンケリーらの知名度がハリウッド女優を配した映画に仕立てた──の感があった。

すなわち被害者が声をあげるには被害者自身にも権勢が必要になるという構造が見え──なくもない。
これが何かといえばMeTooが有名人たちの出来事である──という誤解である。

とうぜんセクシャルハラスメントは巷にもある。
そこではMeTooのような大局な運動は役に立たない。
MeTooがなんとなく公的事業報告な雰囲気なのはその点だと思う。

ゆえに庶民としてはセクシャルハラスメントの映画というより、業界内の攻防ドラマに見える。
しかしそれはそれ。これはこれでいい。

フォックスの重役ロジャーエールスの話だったがイギリスのジミーサヴィルという人はもっと酷かった。百人超が性的暴行などの被害に遭いながら、当人はナイトの爵位を受勲した──とwikiに書いてあった。

MeTooは氷山を瓦解させつつあるけれど、まだ一角を感じる。それらは権力や宗教に隠れている。有名であろうとも、業績を残そうとも、故人であろうとも、その墓石には唾を吐くべきだ。

しかしいまわたしが唾を吐きたいのはこの邦題である。
リザガストーニのと重なるしジョアンヌウォーリーキルマーのとも重なるしチョンドヨンのとも重なる。ぜんぶわたしのお気にである。

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津次郎

4.5多くの人に観てほしい

2020年7月7日
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これが実話だなんて信じられない…
声をあげた女性達、勝利を納めた努力に頭が下がる。

働く女性でセクハラされたことない人なんて、いないんじゃないかな。
程度の差はあれど。

男性は気づいて欲しい。

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Gabriel

4.0勝利の後も苦しみは続く。

2020年7月2日
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だいず

4.5現実はまだまだ。

2020年6月2日
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ほぼ実話。
こういった女性を蔑む作品に出会うとほんとうにムカ付く。
昔も今もこれからも、人種差別同様に、いくら戦っても勝利は小さな一時的なこと、
たぶんそれほどの変化はないんだろうな。
男は腕力以外では女に勝てないってこと、まだわかっていらっしゃらない?

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miharyi

4.0いかにもアメリカ

2020年5月26日
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難しい

3人の超有名女優が共演していることがこの作品の一つの売りだが、たしかにゴージャスで見応えは十分。キャラクターも上手く描き分けられていると思う。ただし3人のキャスターがセクハラに対して仲良く一致団結して抵抗するというわけではない点が、ちょっと予想外だった。そこは個人主義のアメリカならではといったところか。あくまでも三者三様。もともと局内で花形ポジジョンを争うライバル同士でもあるわけだから、困難に遭っても公然と仲良く振る舞ったりはしない。各々が自分の立場に立ってセクハラに対して行動を起こしていくという筋書きだ。

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たろ☆

3.0目を背けたくなる真相。立ち上がった女性達の物語。

2020年5月22日
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悲しい

難しい

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:権力を持つ者による陰湿なセクハラに対し、それまで立場の違った女性キャスター達が、やがてそれぞれに立ち上がっていく姿に、頭が下がる想い。
否:淡々と出来事の描写が進んでいく印象で、登場人物や事件も多いため、気をつけて観ていないとこんがらがってしまいそう。思わず目を背けたくなるようなセクハラの言動も、人によっては観ていてヘドが出るかも。

 看板キャスターとベテランキャスター、そして新人キャスターという立場が異なる3人を通して、テレビ局にはびこっていた絶対王政下でのセクハラを、勇気と使命感を持って告発していった彼女達の姿が描かれていて、観ているだけで本当に心が痛みます。
 そして権力をかさに、セクハラと糾弾されてしかるべき言動を平然と行ってしまうCEOの姿には、人間の特に男性の持つ浅ましさや愚かさが如実に表れていて、身につまされるようです。
 登場人物や起こる出来事が結構多いので、油断していると誰の何のことか観ていて分からなくなってしまうかも知れませんので、その点はご注意を。目を背けたくなるような問題の、それでも決して目を背けてはいけない真相を、是非ご覧になってみて下さい。

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映画コーディネーター・門倉カド