劇場公開日 2020年2月21日

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「視聴者が離れるときは、何もない時だ」スキャンダル 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0視聴者が離れるときは、何もない時だ

2020年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

はじまりの「トランプは消えるというのが大方の見解でしたが、そうはなりませんでした」から、トランプとメディアの戦い(例えば『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』のような)だと思っていたら、セクハラ社長の解任劇だった。
恐怖と怒り、それがFOXニュース。社会派を標榜している振りして、採用されるアナウンサーに求められるものは、視聴者の共感を得る意見や知性教養ではなく、まず容姿端麗であること。むしろそこだけ。脚フェチ男、FOXニュース社長ロジャーは、「君は番組にでたい人だろ?」と出演をちらつかせる。次々に暴かれるスキャンダル、性的強要、、、。
「魚は頭から腐る。」どの組織も同じだ。アメリカも、日本も。

栗太郎