劇場公開日 2020年10月31日

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「ちょっと趣向を変えた?」映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 サブレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ちょっと趣向を変えた?

2020年11月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

話の筋はこれまでとあまり変わらないのだが、ところどころでちょっとずつ新しい?ような気がする。

まず、お友達への「ミラクルライトでプリキュアを応援して!」という呼びかけがなかった。これまでは「応援するぞ!」くらいの掛け声はあったのだが、本作ではなかった。
次に、世界を変える規模の能力を持った敵キャラの出自がえらく縮こまっていたこと。物語のスケール感は小さくなったが、小さな願いでも強ければ必ず届く!というメッセージが敵側にも適用されたとも言える。

最後に、プリキュアの戦う動機がちょっとブレていたように思う。はじめはミラクルンを守るために戦っていたが、最終的には明日を守るために戦っていた。
なぜ?なぜ明日が素晴らしいと信じて疑わないのか。明日を迎えたら何があるのか?いつもはそこに説得力をもたせるエピソードが挟まれていたが、今回はなかったように思う。
結果、明日を迎えることがとにかく素晴らしいからと敵を倒したものの、敵の救済は人任せになっており、どことなくシビアな世界観を感じてしまった。(つながるぱずるんの世界か?)

と、「いつもの」ではないことに戸惑いを覚えてしまい、どちらかと言えばあまり好きにはなれなかった…ミラクルンも可愛いし、旧作キャラにも会えて嬉しかったのだが。

サブレ