劇場公開日 2021年7月8日

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「殺し屋一家の過去を清算する物語」ブラック・ウィドウ 桜さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0殺し屋一家の過去を清算する物語

2021年8月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ」により、アベンジャーズはバラバラ、犯罪者となり逃亡する日々を送るナターシャ・ロマノフ(ブラックウィドウ)が、

ひょんなことから義理の妹に助けを求められ、ずっと彼女の中にあった過去の蟠りを清算し、最後の戦い「アベンジャーズ:インフィニティーウォー」、「アベンジャーズ:エンドゲーム」に向かっていく、そんなストーリーである。

今までの過去作でちょくちょく触れられはしたものの、ずっと謎のままだったナターシャの過去が今作で明らかになり、彼女は何故殺し屋になり、何故孤独な女スパイとしての人生を歩むことになったのか。そしてアベンジャーズの他にいた「家族」とはどういうものだったのか。
その辺が今回明らかになり、スッキリした半面、ついにもうナターシャに会えないのかと寂しくもなった。

ブラックウィドウの魂は、アベンジャーズとエレーナが継いでいく。

この事があったからこそ、彼女は最後クリントを守り、笑顔で自らを犠牲に出来たのかと思うと感慨深くなった。

それと個人的に今回のヴィラン?であるタスクマスターがカッコよかったなぁ。

自分が見つけただけで、キャプテンアメリカ、ホークアイ、ブラックパンサー(泣)、ウィンターソルジャーのファイトスタイルがコピーされていたが、まだあるのかもしれない。

ナターシャの父、レッドガーディアンも、ちょっと抜けてる感じがめちゃくちゃ好感が持てて好きになった。

結局彼はキャプテンアメリカと対峙することは無かったものの、超人血清を打たれているので、また何処かのタイミングで出てくれないかなぁと期待が膨らむ。

一年以上公開を延期した事でファンの期待が高まり、今回はイマイチな評価が目立つが、個人的にはめちゃくちゃ面白かったし、好きな作品の一つである事は間違いないだろう。

これからどんどん盛り上がっていくMCU、ドラマと共にめちゃくちゃ楽しみである。

ナターシャの影もどこかで見られることを心から願う。

ありがとう、ナターシャ。i love you 3000.

桜