「あっと驚く演出が好きです」劇場版 少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト はるっちさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0あっと驚く演出が好きです

2021年6月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

今回で完結という事で、主要メンバー全員のストーリーを丁寧に描いていましたが、そのためか上映時間がちょっと長ったるく感じました。
まあストーリーを完結させるには、必要な時間なのでしょう。
個人的には、脇役のストーリーを、あと計20分程削れないかな・・と。
さて本作品の魅力は、なんと言っても、オーディションの決闘シーンです。
今回も色んな決闘がありましたが、イチオシは地下鉄構内での決闘シーン。
走りながら列車の側面が倒れ、そこが舞台になる!
あっと驚く演出です。
そのまま舞台の方に使う計画では?(^_^)
ところで、キリンさんの正体は、結局何だったのですかね?
学園長??

はるっち
LSさんのコメント
2021年7月3日

キリンですが、メタ的には作品にお布施して糧・燃料となる我々観客の投影なんだと思いますが、物語の中では、すべての舞台の創造主、神様なのでは?
神の世界ではどんな舞台装置も音響も照明も造れる。自らが観たい舞台を実現するために、各地で目につく舞台少女をオーディションと称して招き入れ闘わせる。必要なら人間世界で矛盾が生じないよう転校や退学の手続きもできるが、基本的に人間世界には介入しない(選ばれた者以外には認識されない)。
神の世界(オーディション)は人間世界(学園生活)と同一地平で存在しているわけではなく、物語中の現実から見れば、オーディションやレビューは、学園で学ぶ生徒たちが舞台に生きようとすることの困難や競争のメタファーであり、神が課した試練の可視化なのかなと思いました。

LS