劇場公開日 2021年7月9日

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ライトハウスのレビュー・感想・評価

全119件中、61~80件目を表示

4.0灯台守とは、なんと皮肉な仕事なのか。広大な海原に開いた視点を持ちながら、その職場は物心ともに究極の閉鎖空間。

2021年7月23日
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鑑賞方法:映画館

 始まって10分くらいから、合理的思考を持って見るべきものではないのだと気付いた。「灯台守。その影と光、音の奏でる破壊への道」とかなんとか言う宗教絵画とインスタレーションの展覧会を鑑賞するのだと覚悟を決めた。
 CGとか、モーションピクチャーとか、関係ない。芝居とは、生身の役者が体と心を張って作り上げるものだという当たり前の事実を反芻させられた。(この二人、撮影終了後にリハビリした方がいいんじゃないかなと。)
 途中まで、このような密室劇は舞台向けなのかなとも思ったけど、そういうわけでもなかった。ストーリーは倒錯していたけど、モノクロフィルム・スタンダードサイズの閉塞感、遠近カットの切り替え、音楽・環境音・生活音・セリフの完璧な重奏など、映像でこその作品なのだと納得した。そして、本来映像からは伝わらないはずの「臭い」が、時間が経った後もなぜか身体に残っている。「想像のメディア」としての映画を久々に見た気がした。

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Kumiko21

3.5なかなか地獄でしたw 孤島の灯台守。 意地悪な古参と寡黙な新人2人...

2021年7月23日
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なかなか地獄でしたw
孤島の灯台守。
意地悪な古参と寡黙な新人2人きり。
事件が起こらなくも地獄だよ〜
映像は白黒独自の美しさが有り見応えありました。
シュールな演出はコクトーぽいなあと思った。
陰鬱な印象を出すためか、度々もれるオナラや部屋にトイレ替わりに鍋が置いてる演出が印象的だった。
外でやれよ〜
デフォ氏パティソン氏共に名演技で★★★

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uzumoti

3.0期待通りの異様な展開でした

2021年7月22日
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鑑賞方法:映画館

これは面白そうな作品に違いない!と思い、上映を期待していましたが、残念ながら地元では上映の予定が無かっため、遠方まで足を伸ばして観に行きました。
モノクロ撮影だとは知っていましたが、画面比6:4(旧ブラウン管テレビの比)でなく、まんま真四角でした。
調べてみたら、35mmフィルムで撮影したそうですね。
そこまで凝っていたとは、知りませんでした。
ストーリーは期待通りの異様な展開で、最後まで飽きませんでした。
途中から、現実と想像の区別がつかない状態になり、気分はハイに!
個人的にはお勧めの一本ですが、カップルにはお勧め出来ないですね。
映画が好きな方は、是非観に行きましょう。

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はるっち

4.5ビジネス、エンタメとは無縁。こういう監督は重要。

2021年7月22日
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エガースは前作The VVitchもそうだけど、最恐の怪異は人間の心の中から産まれて来るという立ち位置で話を組み立ている。その怪異が産まれる瞬間が人間の心が歪んだ瞬間で、そこに至る状況、経緯に彼の興味がある。
だから怪異は存在するのかしないのか、ハッキリしない。

今作は観る人にも閉塞感を与えるため画面が正方形で小さく一時期日本での上映は不可能といわれていたが、見れてよかった。しかも汚い酔っ払いの与太話と喧嘩をずっと小さな画面で見続けるのはつらいし途中退席者も多い。

元々セットデザイナー出身の監督だから絵は最高だ。
その絵や台詞の出典、神話や伝説を知っているといないとでは話の理解が全く異なる、そういう意味で見る人を選ぶ。その手の知識がある人には重層的に面白い。
ちゃんとテーマもストーリーもあるよ。

ラストは神話の知識がないとチンプンだろう。

ギリシャの監督、ヨルゴスの「聖なる鹿殺し」思い出したわ。

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masayasama

2.5かなり人を選ぶタイプの作品。

2021年7月21日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

公開前の映画comの点数が割と良かったのと上映開始時間が丁度良かったため観賞。
正直な感想として、何が何やらさっぱり解らない作品でした。

映画自体は良くできており、場面運びのテンポも悪くないので退屈はしないのですが、
起きている内容が最初から最後まで全く理解出来ません。
さらに内容がただひたすら人間の狂気を見せられる感じでこれも好き嫌いが分かれる点。

ギリシャ神話に造詣が深ければ面白いらしいですが、
ポセイドンやらメドゥーサやらをゲームで良く見るような名前だけ知ってるレベルではさっぱりでした。

わかる方にはわかるようですが、普通のエンタメ作品を期待するのであれば間違いなくお勧めできない作品だと思います。

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小幸

3.5屁っこきデフォー

2021年7月21日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

そして全裸で目からレーザー光線、ウィレム・デフォーだから何が起きても不思議では無い、本当にタコの怪物だとしても驚きはしない怪演ぶり。

にしてもデフォーの顔に何度も被さる土が可哀想で過酷な撮影であることは十分に伝わる、ロバート・パティンソンも負けていない存在感、二人のクセがあり過ぎる演技に脱帽。

監督の前作「ウィッチ」から雰囲気は変わらず不穏でダークな映像のLookが好みでもある反面、何が真実で誰かが存在していないような理解不能な世界観に降参気味での鑑賞、ラストは衝撃的でもありながら拍子抜けしてしまう、笑ってしまうような不思議な感覚が全体を覆いながらの終幕!?

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万年 東一

3.0期待過ぎたかな?

2021年7月21日
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鑑賞方法:映画館

モノクロ、スタンダート・サイズ。
期待せずにはいられない。
極限状態の二人の駆け引きと幻影。
斬新さがないのが救われない。
カモメの使い方が良かった。

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おさむ

3.5二人でそして誰もいなくなったをやったら

2021年7月20日
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鑑賞方法:映画館

二人の男が島に閉じ込められて追い詰められ得ていく様を美しくもグロテスクにモノクロ映像で描いたホラー。

モノクロであるが故に初見ではわからない部分があるのだが、わかりたいか、という点も疑問は残る。そんなにはっきり知らなくてもいいかも。

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mikyo

2.0疲れた~

2021年7月19日
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鑑賞方法:映画館

ホラーやサスペンスならそれなりに楽しめるんですがどちらとも言い難い重苦しい109分。
宗教じみた台詞をやたら聴かされましたがなんとか耐えました。

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あらじん

4.0不穏な怪奇な迫力

2021年7月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

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nakadakan

3.5時々ツボにはまるセリフがありました(見てもいいかも 決してホラーではない)

2021年7月18日
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Eiga_Grace

1.0つまらない

2021年7月18日
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尤もらしいが、つまらない。
不穏、緩慢、狂気を気ままに撮り散らかされて幕。
こうでなく悪夢と狂気を撮るのが映画だろ。
暗いばかりで白黒映像美でもなし。以上。

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きねまっきい

5.0素晴らしい

2021年7月18日
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KA

4.0歳月

2021年7月17日
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まあ、極限まで不快感MAXに振り切ったコメディだよね。
狭い島に男2人、何も起きないはずもなく。。。

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ヨッシー

1.0これはつまらなかった。音が不快なだけなので雰囲気を盛り上げられない...

2021年7月17日
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これはつまらなかった。音が不快なだけなので雰囲気を盛り上げられないのもマイナスポイント。

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Mr. Planty

3.0人の心

2021年7月16日
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怖い

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eigaeiga

3.0良い映画

2021年7月16日
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stoneage

3.5狂気を擬似体験する

2021年7月16日
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 一筋縄では行かない作品だが、主演二人の演技の熱量に目を奪われ最後まで引きずられていった。
 ウィレム・デフォーとロバート・パティンソンの千変万化の顔面が、物語の大半を彩ると言ってもいいかも知れない。下からランプで照らされるデフォーの顔が怖い。パティンソンの目に宿る狂気も尻上がりにすさまじい。不穏な展開になる予感しかしないし、次に何が起こるか分からない恐怖を、彼らの表情から常に感じた。
 撮影カメラはヴィンテージ、こだわりのモノクロームフィルム、1.19:1のアスペクト比。これらの「いれもの」が見る側をうまいこと物語の世界に連れて行ってくれる。

 色々暗示的な描写があって、それは精神分析学やギリシャ神話に依拠するものらしいのだが、私は詳しくないので考え込むのは後回しにした。二人の顔芸(リスペクト込めて)と昔のサイコサスペンス映画の雰囲気を味わうくらいの構えで見てもいいのかも知れない。
 なお余計なお世話だが、私の隣にカップルがいたので思ったこと。まだうきうきしている時期のデートムービーとしては絶対にお勧めしない。男性の性的暗喩や妄想その他諸々、気まずくなりそうな要素が多いので(私見)。

 時折場違いなお笑い要素とおぼしき一瞬が挟まれるが、陰鬱な雰囲気や二人の演技合戦との落差が大きすぎて、全くほっこりしない。デフォー演じるウェイクはしょっちゅうオナラをするのだが、あ、お腹ゆるいんですね……くらいしか思う余裕がない。
 こんな上司と離島に二人きりとか、そりゃ頭おかしくなるよな……というのをたっぷり見せられた後、当てにしていた連絡船が嵐で来れないことが分かり、兆しのあったウィンズローの妄想と狂気が暴走を始める。

 そこからは、荒波に翻弄される小舟のような、二人の不安定な情緒の格闘だ。アルコールと妄想も混じって、泥沼でもがくかのごとき心身の取っ組み合いが続く。不条理が加速する展開に最早どういう趣旨の描写なのかよく分からなくなってくるが、彼らの顔に見入っているだけでそのまま狂気の世界に連れて行かれそうな、ぞっとする瞬間があった。
 内容は全く関連がないのだが夢野久作の「ドグラ・マグラ」を思い出した。狂人を客観的な描写で見せるのではなく、その内的世界に引き摺り込むことで恐怖を感じさせるような……この受け止め方が、どこまで合っているか分からないが。そういえば「ドグラ・マグラ」も巻頭歌の後は「……ブウウーーーンンンーーー……」から始まっている。こちらは時計の音ではあるが、狂気の世界への導入が偶然似るというのも面白い。

 パンフレットに伊藤潤二氏の漫画が載っていると聞き、鑑賞前に買って読んだ。カモメの描写で個性を出してるなあと思って鑑賞したら本編に全く忠実で、むしろ本編のカモメの方が不穏なのでちょっと笑ってしまった。
 エガース監督、アリ・アスター監督と仲良しなのね。納得です。

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ニコ

3.0いろんな事を連想させながらも煙に巻く、モノクロの映像が濃霧の様にまとわりつく作品です。

2021年7月16日
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怖い

難しい

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松王○

4.0これはシンプルに傑作だった

2021年7月15日
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ロバート・エガース監督×ロバート・パティンソン×ウィレム・デフォー。

孤島の灯台。
灯台守の二人。
疑心暗鬼。
狂気と幻想。

ゾクゾクした。モノクロの映像美も、不穏な音も、人魚のヴァギナも彼らの狂気に説得力を持たせた。恐怖は人間の中にあった。

壊れていくパティソンが秀逸で過去一か。
とうの昔に壊れていたデフォーは流石の貫禄。

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エロくそチキン