劇場公開日 2021年1月29日

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「邦画の恋愛映画ではトップクラスに好き」花束みたいな恋をした 磯貝裕子さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0邦画の恋愛映画ではトップクラスに好き

2021年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

よくある美男美女による日本の恋愛映画の中では、いままで「溺れるナイフ」くらいしか好きな作品が無かった。しかし、この作品は「恋愛好き」ではなく「映画好き」におすすめしたいと思えるくらい、お気に入りだ。
主人公二人のサブカル推し描写は少ししつこいが、「知ってる人は知ってる」という演出はリアル世界にもあるサブカルの醍醐味を感じさせた。
令和という時代における飲み会やSNS、就活の描写はここ数年の映画の中でもトップクラスにリアルで、同年代(20~)の自分にとっては見てて少し辛かったが、胸に響いた。
ただし、駆け引きなどの恋愛映画らしさを求めると、後半にかけて「ちがう・・・」となってしまうかも。

磯貝裕子