劇場公開日 2020年9月25日

「死ぬほどめんどくさい愚作 映像研には手を出すな!←そのまんまの意味で」映像研には手を出すな! 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)

死ぬほどめんどくさい愚作 映像研には手を出すな!←そのまんまの意味で

2022年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

原作漫画だとかアニメだとか実写ドラマだとかあったそうですね。
ということは、それなりに面白いと評価されてるってわけなの?
期待してもいいの?

ところが…
そもそも世界観の設定に無理がありすぎると思ったの。
413の部活動と73の研究会と学生組織がある高校って、なにそれ?
それを統廃合するだとか、しないだとか。
そのお話のどこが面白いの?って少なくとも私は思ったね。
どこからどう見ても高校生には見えない連中ばっかなの。不快なルックスのキャラばかりなの(唯一の例外を除いては)
つかみから無理がありすぎなの。
どいつもこいつもギャースカギャースカ&ドタバタドタバタと騒ぎまくるだけのオープニングタイトルまで20分の苦行を消化。
そのオープニングタイトルの処理も、なにやら不快な印象。「これ、凝って作ってますよー!どやぁ!」的な。
特に主役の浅草みどりとかいうキャラが、アタオカで不快の極みのなんの!
終始、挙動不審な動作でイミフな台詞をブツクサブツクサと!
なんか、あかんハーブでもキメてるの?って感じ。
「あぁ、これ見たやつだわ」ってコンマ秒で思い出したのが『海月姫』
棲み処を追い出されるのがどうたらこうだとか、キャラ設定がコミュ障だとかどうとかこうとか。全く同じストーリーじゃん。
同じじゃないよ!『海月姫』に失礼だよ!

「ヲタクってこんなキャラと、こんなビジュアルと、こんなセリフ回し好きだよね」みたいな描写が、いちいち鼻についてウザいの。
不快なんじゃー!
観るのもう止めようと思ったですよ…
でも、こちらでの平均評価は☆3.4なのね。
決して一級の駄作ってわけではなさそう。
して唯一興味を惹かれた、生徒会役員?のツインテ&八重歯の女の子がかわいかったことに免じて視聴を続けてみることに。
調べてみると、阿島九役の福本莉子さんとおっしゃるらしいですね。
かわいい₍ᐢ⑅•ᴗ•⑅ᐢ₎♡

なのに、やはりまだロボ研がどうだかこうだとか、どいつもこいつもアタオカかよ!
やはりギャースカギャースカ&ドタバタドタバタと騒ぎまくるだけの展開。
しかも肝心なところは、妄想だけのカットでお話が進むです。
これのどこが面白いの?
これのどこが平均評価☆3.4なの?
劇中の台詞です。「死ぬほどめんどくさい」ほんっとそんな感じですよ。
どこかでワンポイントでも「クスッ」とさせてくれるカットを期待しながら、もはや物語は半分を消化。
もちろん「クスッ」なカットは一個たりとて無し。
えっ?これって何系ジャンルの映画なの?コメディで合ってるよね?
コンマ一個も笑えないんですけどー!(苦笑) みたいな
仕方ないので、毒皿精神で最後まで付き合ってみることにしました。
どこまでくだらない作品なのか確認するために。

それよか、あのツインテ&八重歯の子、もっと出してよ!
と、思ったら、ツインテじゃなくて、割とかっちょいいロボが登場。(バン〇ルビーのパクり)
ここですら妄想なのよ。ひたすらキャラの脳内で繰り広げられる妄想の世界。
観ている側は置いてけぼりなの。
笑いを狙っていそうなシーンがダダすべりの連続。
ほんっと、どうにかして!この映画!「死ぬほどめんどくさい」
ここでやっとこさ五分の三。あと少しの辛抱だ。

「それが○○を見た最後だった」とか、あれギャグのつもりなの?コンマ1mmも面白くなかったんですけど!(怒ッ)
やっぱりヲタクが思うテンプレな女子像でお話が進むよ!
主人公の台詞回しが死ぬほどめんどくさいんだよ!
終って!早く終わって!
主人公にムカつく(そのまんまネガティブな意味で)って、映画観る上で最も厳しい荒行じゃん!
感情移入の“か”の字もできないよ!

ごめんなさい。
残り30分なんですが、これ以上ムカつくのがイヤだし、何より時間を無駄に使いたくないので、ついていくことを断念しました。
早送りもいいところでラスト5分までコマを進めたです。
クライマックス?のアニメはかっちょいいけどさ、そんなの真剣に作ってたって描写ありましたっけ?
しかもアニメの全編が映るわけでもなし。下手なカットの挿入で誤魔化してるのよ。(それが誤魔化せてないの)

マジで「死ぬほどめんどくさい」愚作って思ったです。
⭐?そんなもんありゃあせんですよ!
-⭐⭐⭐⭐⭐が妥当な評価かと。

この映画がクッソ楽しめなかった理由
●無理矢理な世界観に全く馴染めることなく不快
●登場するキャラクターのあまねく全てが不快
●無意味なドタバタシーンがいちいち不快
●笑いを狙ったシーンがことごとくダダすべりで不快
●見せ場の全てが妄想世界の展開ということが不快
●不快不快不快不快!とにかく何から何までが不快

最近観た映画の中での、間違いなくキング・オブ・愚作。
今までに観た映画の中でもワーストワン級の愚作。
映像研には手を出すな!→手を出してしまったことを本当に後悔の愚作でした。

これ、重度にヲタクをこじらせた人でないと、楽しめない映画と思ったです。(それすら怪しいかな?)
描いたイラスト売ったり、ガンプラを改造しながら作ったり、地下アイドルさんの追っかけした程度の私では、到底ついて行けないお話でした。←おまえもたいがいこじらせてるぞ!

野球十兵衛、