劇場公開日 2021年1月29日

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わたしの叔父さんのレビュー・感想・評価

全53件中、21~40件目を表示

3.0デンマークの酪農女子

2021年5月16日
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鑑賞方法:映画館

小さい時に両親を亡くし叔父さんに引き取られたクリスは、20代後半になり、体が不自由になった叔父とデンマークの田舎で酪農をしながら2人で暮らしていた。
また、彼女には、獣医になるという夢があり、勉強しながら時々獣医のヨハネスを手伝いをしていた。
そんなある時、教会で出会った青年マイクからデートに誘われ、叔父と食事に行ったり映画を観に行ったりした。
ある日、ヨハネスからコペンハーゲンでの学会に参加しないか誘われ付いて行ってる時に叔父が倒れ・・・という話。
デンマークの酪農の様子や、ラジオから流れる世界のニュースが新鮮だった。
自分の夢、叔父の心配、恋、などが絡まり、クリスの心の動きが感じられる良い作品だった。

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りあの

4.0淡々と過ごす生活

2021年5月4日
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だけれど、小さな波や大きな波がやってくる。
主人公の小さな仕草や表情に、親しい家族の多くを亡くした悲しみを感じた。

村の獣医さん、デートに誘う男性、叔父さんも彼女の悲しみ、夢、強さと弱さを彼らなりに受けとめていた。

コンディションが違ったら寝ていたかもしれないが、集中してみられた。

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Momoko

4.0無音がもたらす効果

2021年4月30日
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圧倒的に無音。
淡々と映像が流れ、最初に叔父さんの声を聞けたのは、スーパーでの買い物。

叔父さんのお気に入りのペーストの品名だ。
いったい、どんな代物なのか、気になって仕方なくなる。

なぜ、自分の夢を諦めても、彼女が叔父さんの 世話をし続けるのか。
叔父さんは何も強要していないのに、彼女自身でたどり着いた今の生活の、アンバランスさ。

その答えが、無音に秘められているようにも感じる。

ラジオすらも途絶えたら、2人は?
大自然の美しい風景と、静かな空気とは対照的に、微妙にずれていく人たちのおかしさが描き出されている、観る人に投げ掛けている、余韻の残る映画でした。

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ミツバチば~や

3.5【淡々とした日常の中、少しの変化、心の機微の変化を的確に捉えた、静的作品。人生における”自立”とは、“共存”とは何かを観る側に静かに問いかけてくる作品でもある。】

2021年4月18日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

ー デンマークの静かな農村地帯で、クリス(イェデ・スナゴー)は、下半身がやや不自由な老いた叔父(ペーダ・ハンセン・テューセン)と牛の世話をする日々。時に、夜中に子牛の出産に立ち会ったりするが、淡々とした生活を送る二人。クリスは、幼い頃に家族を亡くし(父は自死)、それ以来、叔父と暮らして来たのだ。ー

■感想<Caution! 内容に触れています。>

・クリスと叔父さんの毎朝の朝食を繰り返し描いたシーンが印象的である。
 TVから流れてくる世界情勢に耳を傾ける訳でもなく、二人で語り合う訳でもなく、黙々と食事をする二人の姿。
 クリスは、”数独”をしながら、朝食を摂っている・・。
 定点観測のようである・・。
ー 台詞も極小で、派手な音楽が流れる訳でもない。何事もない日常。けれど、豊饒な日常の風景だと、私は思う。ー

・そんなクリスが、教会で出会ったマイクに合唱に誘われる所から、少しだけ、物語は動き始める・・。
マイクにデートに誘われたクリス。
 はにかんだ表情でOKし、クリスは髪を整え、レストランで二人で食事・・、と思ったら、ナント!叔父さんが付いてきている。
 そして、クリスとマイクは差し向かいに座り、叔父さんは同じテーブルの通路側に”無理やり”席を作って座る・・。
ー 何だか、ホンワカとオカシイシーン。初デートについて行かないでしょう、叔父さん!。
 だが、これが違和感がないのである・・。そして、マイクは獣医師になりたいが、親に認めてもらえない・・と愚痴をこぼす。
 そして、3人は別れ際に自然に握手を交わす・・。そして、車から飛び出して来たクリスはマイクにハグする・・。良いシーンだなあ・・。ー

・獣医師、ヨハネスの存在も絶妙である。
マイクの影響で、獣医師に興味を持ったクリスとの関係性が、仄かなユーモラスを交えて描かれる。

<だが、ヨハネスの講演について行ったクリスは定期的な確認の電話に出ない叔父さんの事が心配になり・・。
 人生における”自立”とは、“共存”とは何であるという事を、観る側に静かに問いかけてくる静的で、詩的な作品である。

<2021年4月18日 刈谷日劇にて観賞>

■驚いた事
 ・ペーダ・ハンセン・テューセンは、イェデ・スナゴーの実の叔父さんであるという事。そして、役者ではないという事。
 成程、二人の絶妙なコンビネーションは筋金入りの本物だったのだね。

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NOBU

4.5とても良かった

2021年3月30日
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悲しい

こういう映画好きだなぁ〜

デンマークの美しい風景
それと裏腹に
生活感あふれる日常
携帯電話を持たない女子に
ブラウン管テレビ
ちょくちょく出てくる日本的要素
他にも……

自分の人生の選択
間違っては無いんだけど
無理もして欲しくはなくて

でも自分を犠牲にしてる事も
決して間違ってなくて
そこから学べる経験も
いつか他の人を
助けてあげられるんじゃない?

いや〜捨て所ナシの
美味しさ満載で
ずーっと喰い入るように
鑑賞できた!

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H1DE!

4.0土の香りがする作品

2021年3月19日
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鑑賞方法:映画館

 肉親の存在だけが唯一の生きる拠り所というのはなんとも淋しい限りだ。しかしそれは傍から見た他人の勝手な言い草である。人生に何が大切なのか、本人にしか決められない。
 本作品の主人公クリスは、おそらくただひとりの肉親である叔父さんと農場で暮らしている。牛の世話と牛舎の維持に追われる日々は、単調に見えるかもしれないが、微妙な変化に富んでいる。時には新たな命が生まれ希望が増える。変化は確実な時の流れを感じさせる。年老いていく叔父さんを見て、過ぎていく自分の時間を振り返る。自分の将来、自分の恋愛。クリスはつらい思いをした。男は皆いなくなるだけだ。種付けしたいならするがいい。
 自分自身が年老いていく前に可能性を考える。首都コペンハーゲンでの時間。それは農場だけではなく叔父さんからも離れた時間だ。クリスの選択。都会での根無し草の生活よりも、他からは頼りなく単調に見えるかもしれないが、叔父さんと農場で生きる。少なくとも叔父さんは自分からいなくなったりしない。
 牛の鳴き声が聞こえ、牧草の青臭さと牛のフンのムッとする臭いが漂ってきそうだ。大地に根ざした人生。土の香りがする作品である。

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耶馬英彦

3.5映像美で語る家族の物語

2021年3月6日
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デンマークの農村で家畜の世話をしながら体の不自由な叔父と暮らす若き女性クリス。二人の淡々とした日常の暮らしをとらえる序盤。

クリスは幼いときに両親を亡くしたようで、叔父さんが唯一の肉親なのだろう。

獣医になるという夢や胸がときめく男性との出会いがあるものの、叔父さんのことをほっておけない。叔父さん優先のクリスにイラつく瞬間があったのだが。

これは家族の物語だった。育ててくれた叔父さんは正に父親だった。本物の家族愛がありました。

実はチラシを見て絶対に観ようと思った作品。北欧独特のあやうい光に包まれた田舎の風景・空・海がえも言われぬ美しい映像として刻まれた。

ちなみに監督・脚本のフラレ・ピーダセンは小津安二郎を師と仰ぐとのこと。ここには笠智衆さん、原節子さんがいました。

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エロくそチキン

4.5愛しい気持ち

2021年2月27日
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日々の暮らしの中で相手の些細な気持ちの変化って気付かないものです。

クリスと叔父さんが暮らす日常には、そんな些細な気持ちの変化がたくさんありました。

クリスの気持ちの抑揚を巧みな演出とカット割りで表現し、二時間があっという間でした。

見終わった後もクリスと叔父さんが心の中にずっといます。
最後テレビが点かなくなった2人に、これからまたどんなドラマが待っているのか。

コロナでマスクして表情が見えず、ますます気持ちの変化に気付けないけど、大事なのは相手想う愛しさなんだと再確認出来ました。

見終わった後、小津さんの映画みたくとても心穏やかになれる映画です。

監督の次回作がとても楽しみです。

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RYO

3.5あるがままの世界を美しく描いた映画

2021年2月27日
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美しい映画だ。華麗で華やかであるところは一つもない。しかし、美しい。年老いた叔父とクリスティーヌと50頭の牛と共に生きるデンマークの農場生活。音と映像はあるがままの世界をただ淡々と描ていく。屋内も風景も、終始寡黙。朝、ベッドをおり、身体の不自由な叔父に洋服を着せると、シリアルに牛乳を掛け、本を読むクリスティーヌ。叔父はたえず、ただ黙々と食べ、壁掛けのTVのトランプ・アメリカと北朝鮮のミサイルのニュースを観る。二人の言葉少ないが、その目は絶えず相手を気遣い、暖かいリスペクトに溢れている。

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kthyk

3.5ヌテラ

2021年2月17日
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北欧らしい静かなる内容作であった。音楽も一切排して。まるで抒情詩を描くか如く主人公の抑揚が効いた、それでいて内なるものを秘めた演技の作風は小津を師と仰ぐだけのことはある。
第32回東京国際映画祭グランプリ受賞作。

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オクやん

4.5Warming!

2021年2月11日
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道三

4.0ふたりの ほどよい バランス

2021年2月11日
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鑑賞方法:映画館

.
今年 映画館で 最初に観た映画。
.
音楽は 一切なし。
ノスタルジーな演出もなく、
デンマークの 小さな村に住む
人々の営みを
まるで ドキュメンタリーかのように
リアルに 映し出した作品。

あたりまえの毎日を
急に奪われる 恐怖を知っているから
守りたい 今がある。
何よりも 大切なもの。

心の拠り所

それが無意識であろうとも

何気ない日常は
かけがえのないもの

その人にあった居場所

賑やかさも 色彩も
限りなく抑えられた、

映画。

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HaRn

3.5人間同士の関わり方ってそんなもんだな。

2021年2月10日
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台詞も少ないし、起伏もなく、淡々と映し出される叔父と姪の生活。

かかりつけの獣医や、新しく出会った若者が、 そんな生活を心配し変化をもたらそうと、
いくら試みようとも、さざ波程度で大きな波は起こらず。
みんな良い人たちなんだけどね。

なるほど、なるほど。
そうだよな…周りが何を言おうと、二人の軸はもうぶれないんだろうな…。
どちらかが発信でないと。

そんなもんだな。
現に、自分の周りでも、こうすりゃいいのにって思うことあるし、
意見してみるけど、結局、変わらないし、時に気分を害させてしまう…。
他者が長い暮らしの中で築いてきた価値観だからな。

そっか…解ったよ。
人間同士の関わり方ってそんなもんだな。

画が小津安二郎っぽいな…って思ったら、
監督がリスペクトしているそうで、そういうの嬉しい。

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hkr21

4.5幸せの価値観はその人次第。

2021年2月9日
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デンマークの農村地。牛を育て田を耕し生きる27才のクリスとその叔父。父と娘ではない。どこか気を遣い合っているかのような絶妙な距離感と、共に長く生活していることが伺えるあうんの呼吸。もどかしくも愛しい関係性。
毎朝ブラウン管から流れる遠い国の不穏なニュースも朝食をとる2人にはBGMに過ぎない。映画はすでに始まっているというのに会話もなく淡々と日々のルーティーンを見せつけられる。それなのに1秒たりとも目が離せないただならぬ空気がスクリーンを包み込んでいた。

予告を見て田舎で家業と介護が必要な叔父さんの世話を押し付けられた女性が運命の男性と出会って夢を取り戻し旅立ってゆく話だと思った単純な自分を恥じたい。

リアルに時にはコミカルにクリスという一人の女性の生き方と幸せの価値観を描き出した本当に素敵な作品でした。

仕事終わりに2人が大きな布を引っ張り合いながら折り畳むシーンがめちゃくちゃ秀逸。あとから思えばこの2人の間にマイクが入る余地はなかったかな。

家に帰って叔父さんがいなくなったあとのクリスを想像してみた。案外すぐに土地を引き払って誰にも告げずに都会に出るかもしれないな。それでおしゃれなカフェなんかで働いてスーパーでふとヌテラを手に取り過ぎ去った叔父さんとの生活をぼんやり思い出している。そんな姿が目に浮かんだ。
もちろんそれは望郷の美しい思い出として。

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はるたろう

4.0silent pictures

2021年2月7日
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悲しい

幸せ

農場を営む足の不自由な叔父さんと、叔父さんを介助しながら農業に勤しむ27歳のクリスの物語。

起伏の無いシーンが続くが不思議と見ていられるのは、実際に本当の叔父と姪の関係である2人の自然なやりとりの成せる業か?

毎日同じの繰り返し。
27歳、決めつけるような年齢ではないと同時に、自由に夢を見るほど若くもない。

クリスの本当の気持ちはどうなのか?
それでも叔父さんと農場を守りたいのか?
或いは、自由に夢とか恋に夢中になる人生を送りたいのか?

固い決意があるようにも、揺れているようにも見えるクリスの想いを考察しながら観るのがとても楽しかった。

他の登場人物も皆良いですね。
クリスの可能性を信じるヨハネスや、不器用ながらクリスを想うマイク。
そして背中を押す叔父さんの健気さも◎

それでいて笑えるポイントが散りばめられているのもグッド。水門シチューってw

しかし、水門シチューの後のシーンにはグッと来たなぁ。きっとあれが本当の気持ちですね。

クリスの例は極端かもだけど、我々の暮らしも、毎日同じのルーティンの上にしか成り立たないことが多いですからね。
それが嫌になったり、逆に楽だったりもするのですが。。

ちょっと驚いたのは、換気の為なのか、劇中に扉が空いたので一瞬気をとられて、画面に向き直ったらなんと、エンディングテロップが流れてて。。

また、上映前には監督のメッセージも。
こちらこそありがとう!

クリスやマイクを応援したくなると同時に、自身も明日からの日々を頑張らんとと思えた作品だった。

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MAR

4.0興味深く観ました

2021年2月7日
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小津安二郎を敬愛している監督だという予備知識を得ていたので、その観点からも興味深く観ることができました。カメラは常に固定されていました。ことさら劇的に描くことはせず、シンプルに淡々と進行しました。さすがにローポジションをとる必要はありませんでしたね。
それは置いておいて、デンマークと言えば酪農王国と地理の授業で習いましたが(何年前のことだ)、小規模農家の後継問題があるのだということが分かりました。主人公の場合は叔父以外に身寄りがなく、さらにその叔父は障害を持っている。非常に厳しい条件のもとにあり、獣医になる夢や恋愛への希望が遠ざけられてしまう。日々思いを抑制することによる心の摩滅が察せられて、観る者を辛くする。
最後に恋愛相手?にお尻を向けたのは何の意思表示だったのか。こんな私でも愛することができますかという問いなのか。私は農業と叔父を選択するので諦めてくださいという意思表示なのか。

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ハルヒマン

4.0予告編からずっと観たかった映画、期待通りの佳作

2021年2月7日
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デンマークの寒村で体の不自由な叔父と一緒に二人で酪農と農作を営む若い女性クリスの話。クリスは小さい頃に家族と死別した後、叔父の家で暮らしてきたことが分かる。クリスは聡明で獣医学校にも通っていたことがあり、乳牛の世話はお手の物。食事を作り、牛の世話をし、農具を修理し、叔父の世話もする。寝る前には叔父とスクラブル(英語の単語ゲーム)を楽しむ寡黙で淡々と過ぎていく毎日。映画の展開も淡々としているのだけれど、クリスや叔父の表情や仕種が多くのことを語っている。獣医になりたい夢があったし、意中の男性もいるのだけれど、クリスは叔父との生活から離れられない。近所に住む獣医は彼女の資質を見抜いてコペンハーゲンに連れて行こうとする。意中の男性とはホテルのレストランで食事に誘われ、めいいっぱいおしゃれをするのだけれど・・・・。こういう映画は監督と俳優も難しいと思うのだけれど、ちゃんと肝心なところで、クリスや叔父の機微が見事に描かれていて素晴らしい。おそらく小津監督の作品が好きな監督なのだろうけれど、それはクリスの履いているアシックスのスニーカーや、コペンハーゲンの回転寿司(らしき店)、食事中にテレビからながれていくワールド・ニュース番組(北朝鮮のミサイル発射など)など、日本が少し描かれているところからも分かる。体調が悪いと、単調で眠くなるかもしれないけれど、我慢してじっと注意深く観る価値のある映画。

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shohei1484

3.0何が残るのか?

2021年2月7日
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12年という年月で培った、親子以上の愛情という点は非常に共感できるものの。
病的な依存までいってしまっているような、主人公の行動に「?」。

おそらく叔父さんは生きてあと数年。
娘が自分のやりたいことを放り出して、叔父に対し献身的に生きたとして、その先の人生に何が残るのかが疑問だった。
介護だけで生きてきて、気づけば30代後半とかになってたら、そこからどうするのか?
という考え方をしてしまうのは、私が何も持たない日本人だからか?

想像するに、国土面積の63%、260万haが農地である、「農業王国」「農業先進国」とも呼ばれるデンマークという国の、農業に対する誇りが詰まっているのかもしれないとも思った。
残っている「農場」こそが生き甲斐といえなくもない。

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コージィ日本犬

4.0絵だけで観せる映画の力

2021年2月6日
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鑑賞方法:映画館

どうしてだろう、セリフが極端に少ないのに見入ってしまった。描写だけをつないで語るとは、映画の力だと認識した。
欧州の田舎、農業従事者の生活に入り込んでしまう。
こういう映画もいいもんだ。

それにしても、恵比寿ガーデンシネマが休館とは寂しい。結構雰囲気が気に入ってた。この映画と同じ雰囲気です。

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morihide

4.0じわじわくる。

2021年2月4日
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不思議。
毎日繰り返される代わり映えのない日常なのに、観ていて飽きない。
変わらない生活の貴さを丁寧に描いている。
そして観終わった後、邦題の素晴らしさに気づく。
余韻どころか、後からじわじわとくるのが心地よい。
本作がその後、どうなるか?語り合いたい。

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ちーきー