劇場公開日 2020年10月2日

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「満腹で観るか 空腹で観るか」フェアウェル カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0満腹で観るか 空腹で観るか

2020年10月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

寝られる

円卓を囲んで食べてるシーンが多くて、空腹で観るのはつらかった。
でも、満腹で観たら、爆睡だったと思う。
クレイジー・リッチの続きみたいな中国のお金持ちの大家族のゴッドマザーの映画。
最初にこの映画は実際の嘘に基づくと出る。誰が誰についた嘘?
最後の本人のしてやったり顔を見ると、
おばあちゃん本人が孫娘会いたさに病院をも巻き込んでついた大嘘劇かも。
冒頭の検査シーンはCTではなく、MRI。肺癌ならCTでは?
末期癌の本人への告知の是非も話の柱となる。アメリカ人と東洋人では当然違う。個人主義と家族主義。
お墓参りのシーンはコメディ。お墓の裏側にはみんなおんなじことが書いてある。あれおかしくないか?親の言うことに従って、親孝行しなさいみたいな。中国には葬式での雇われ泣き屋あり。結婚式だって、偽装結婚式の花嫁代行もあるかも。
新婦役は京大法学部出てから、早稲田の大学院をやめて、北京電影学院の演劇科を主席で卒業した日本人女優。内容も知らないうちに抜擢されたと言うから、日本人なら誰でも良かったのでは?
余興で彼女が新郎と歌うのが「竹田の子守唄」とは。結婚式で歌うわけないだろう。著作権料要らないし、クレジットに日本の民謡だとかの説明すらなし。なんか、中国とアメリカに日本が小馬鹿にされている感じがした。
ロブスターとカニでは料理のランクが違うのはわかった。あのカニは上海ガニではなかった。式場を予約して、押さえたのはおばあちゃんだから、ロブスターか否かで揉めるわけだ。
主役のオークワフィナはオーシャンズ8ではおもしろかったが、あの顔を2時間見ているのは正直退屈だった。
アメリカ人が見て面白いと思うけど、日本人が見ても面白くないだろうことは、だいたいわかるよね。賞をいろいろ取っているといっても、これはダメなやつかもと薄々感じていたので、尚更悔しい。

映画の感想は人それぞれと思いますので、そう感じた人もいるということで・・・・・

カールⅢ世