劇場公開日 2020年10月23日

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「人間て、なんかいい」彼女は夢で踊る グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0人間て、なんかいい

2019年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲喜こもごもがしっかり地についているのに、ちょっとだけフワリと浮き上がった夢の中にいるようで。
美しくて、純で、情けなくて、良かったです。

消えていこうとしているストリップ劇場の物語。
ヒロインが可愛くて切なくてとても良かった。演じた岡村いずみの頑張りが光ります。
オトナの女を踊り切る矢沢ようこは、圧巻です。

犬飼貴丈が演じる木下くんもとても魅力的でした。
ピュアピュアで、美しくて、まあ、見入っちゃいました。

映画の最後を彩るのは、レディオヘッドの「クリープ」。
歌詞を踏まえて聴くと加藤雅也演じる木下社長の生きざまになんともマッチして、モチーフになった広島第一劇場のエピソードも含めて、「人間て、なんかいいな」と思いました。
木下社長、なかなかに絶品です。

グッドラック