劇場公開日 2019年11月29日

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「ファッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」羊とオオカミの恋と殺人 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ファッキンアイドル アイ!マイ!まいん!

2021年12月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

萌える

原作未読

朝倉加葉子監督作品初鑑賞

脚本は『凶悪』『ミュージアム』『ひとよ』『夢を与える』『朝が来る』『記憶の技法』『東京リベンジャーズ』の高橋泉

主人公黒須越郎は自殺志願者
アパートの隣人は若い美女宮下莉央
壁に開けてしまった小さな穴から隣人の部屋を覗いていたら驚きの光景が
隣人はシリアルキラーだったのだ
合気道のような身のこなしで必殺武器はカッターナイフ
殺害現場を見ていたことが宮下にバレた黒須は彼女と付き合うことに

宮下が殺す人たちは全て犯罪者だという
それが彼女のルール

殺人を繰り返す宮下だがなぜか事件に発展しない
謎の組織が素早く死体処理と清掃を完璧に済ませるからだ
その現場責任者に江口のりこ

同じアパートの住人に笠松将

顔出しの福原遥の芝居をしっかり観たのは初めてのような気がする
浜辺美波主演『賭ケグルイ』にも出ていたようだが作品内容があまりにも酷すぎて記憶から抹消した
たしかに美人だがオタクの人たちが彼女のことをまいんちゃんまいんちゃんと首ったけなので自分は怪訝な表情になったものだが最近になってやっとわかった

設定がぶっ飛んでいる
絶対にありえない
悪趣味悪趣味&悪趣味
ラブコメだと言い張って堂々と宣伝する映画会社には『屍人荘の殺人』以上の悪意を感じる
しかしサロメがラブストーリーだとするならば考え方によってはこれもまたラブコメの一種なのかもしれない

なんやかんやでハッピーエンド
エンドロールで流れた曲は広末涼子が歌うアニメ『金田一少年の事件簿』のエンディングテーマのような場違い感があった

野川新栄