劇場公開日 2020年8月21日

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「抱腹絶倒!」ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0抱腹絶倒!

2020年8月29日
PCから投稿

製作総指揮の2人も良かったんだろうが、監督が女優オリヴィア・ワイルドという点がこの映画のポイントで、確かに彼女のイメージ(とは言えこれまでダイアン・クルーガーとごっちゃになっていたが…)とはかけ離れた捧腹絶倒コメディ。ただ、そういう背景と作品の良し悪しは分けて考えたい。
だとしても、面白いし、隅々までよくできている。卒業式前夜の一晩の話だけど、それにしては長く、そこはコメディ。女子高生が主人公というのはフェミニストの彼女ならではという可能性はあるが、同じくイケてない女子高生を扱った「エイス・グレード」ほど周囲の同級生は性悪でもなく、教師も含めてどの登場人物も最終的にはそれなりに良いやつ。それがテーマだったりもする。特にジジが笑える。最大の見どころはジョナ・ヒルの実妹ビーニー・フェルドスタインの爆発力、これがこの映画の成功の秘訣という感じ。

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ミーノ