劇場公開日 2020年8月21日

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「最新版・アメリカングラフィティ」ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー abukumさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0最新版・アメリカングラフィティ

2020年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

またまた、女流監督のデビュー作が当たり!
オリヴィア・ワイルドはセクシー女優のイメージがあったが、どうしてどうして、この映画はシニカルなユーモアとテンポのよいはじけ方で、とても良かった。これからの作品にも期待している。

アメリカの高校生は、卒業後は、全米や場合によっては世界に巣立っていくから、卒業前夜のはじけ方は、半端じゃない。その当たりが、ワンナイト物が受ける由縁だと思いますが、オリヴィアさんは、現代アメリカの実像を織り込んでいて、単なるコメディでは、終わらせない。

日本人の感覚では、LGBTQの子が多いことは誇張されているように見えるけれど、本音を言ってみれば、18才の性の意識はこんなものかもしれない。自分のジェンダー・性の志向なんてまだ試運転中、実物で試してみなければわかんないもんです。同性だって親友だって、気になります!

こんな高校生ばかっりなら、アメリカの未来は案外明るいと思わせる終わり方です。トランプ時代なんてホワイトの男性至上主義者の最後のあがき、時代の徒花だったんだね、と笑える時が近づいているかも?アメリカの未来は日本とも関係が深い。
そんな期待で映画館を出ることができた。

真の友達に助けを求める合い言葉は「マララ!」。
彼女の名前は、トランプやなんやかんやの対局にいることの証ですね。

abukum