劇場公開日 2019年9月6日

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「重なる人生だが、持ちなおしは明るく」ラスト・ムービースター bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0重なる人生だが、持ちなおしは明るく

2021年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

「ロンゲスト・ヤード」は名画座で観た。全盛期を知る世代か。まだ、男くささを売りにするスターがハリウッドには多かったかな。中学生ぐらいの自分は男らしさに憧れた記憶。マックイーン、ブロンソンも健在、作品でもセリフにあるイーストウッドも。
主人公が回顧して悔やむのと同じように、バート・レイノルズは「あの人は」的に過去になっていた。セリフの端々に、彼自身の生きざまと重なる部分もありそうで、ホンネなのか台本なのか分らなくなってしまう不思議な感傷。
過去のわだかまりを贖罪し、生まれ変わった彼の顔色が良くなったのが救い。役者人生の復調と重なっている。

Bluetom2020