劇場公開日 2019年8月9日

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「女性の地位がまだまだ、まだまだ低い!」シークレット・スーパースター 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5女性の地位がまだまだ、まだまだ低い!

2019年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

インド映画でアーミル・カーンが出ていれば、もうハズレなし!

この映画は歌手を目指す女の子が主人公なので
インド映画、気になるけど歌とダンスが長そうなので
ちょっと二の足を踏んでると言う方にも
歌のシーンにちゃんと物語としての必然性があるので
全く苦にならずスルスルと観られます。

15〜6歳の少年少女の初々しい初恋も絡んでいて、
ああなんて可愛いらしい〜〜〜

正直ちょっと綺麗事っぽいところもあるけど
暑いし、ややこしいもの観たくない!という方や
初インド映画!と言う方には特にオススメです。

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

主演インシア役のザイラー・ワシームとその家族を全面に押し出し
アーミル・カーン自身はお笑い担当に徹していて、
ともすれば、暗い気分に落ち込んでしまいそうな話を
良い感じで希望の持てる作品に方向転換してくれてます。

ここ数年アーミル・カーンが出演してる作品は
社会問題をなんとか良いように導こうとする映画ばかり。

今回も男尊女卑すぎる家庭の中で、
自分の夢を父親に潰されそうになってる少女と
なんとか子供の夢だけは支えてやろうとする母の葛藤。
「海よりも深い母の愛」と日本でも比喩されますが
そこはインドでも一緒なんですね〜
ああ、お母さん、産んでくれてありがとう〜〜(号泣)

夏休みだし、改めて自分のお母さんへの深い感謝を〜〜

そして、主人公インシアに恋する少年チンタン役の子が
また良い感じに一所懸命さとダメな感じが混ざってて
なんか堪んないです〜〜(笑)

@もう一度観るなら?
「早く映画館に行かないと観られないかも」

星のナターシャ