劇場公開日 2021年8月13日

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「いつ鑑賞しても絶対ニコニコで観終われます」フリー・ガイ ハルクマールさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0いつ鑑賞しても絶対ニコニコで観終われます

2023年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

萌える

面白くて好きで、もう何度も観た作品。
オープンワールド系のゲーム世界の中にいるモブキャラが自分の意志を持って動き始めたら、その世界に住むモブキャラたちのヒーローになっていき、しまいにはリアル世界でもヒーロー認定されてしまうというお話。

モブキャラ(その他大勢キャラ)はゲーム内では例えばお金を集めたり武器を収集するためのアイテム扱い。有名なドラクエでもモブキャラの家のタンスを開けたり壺を割ったりして薬草取ったりお金ゲットしたり。
オープンワールド系だともっと自由度が高いので、モブキャラを銃で撃ったり車で轢いたりやりたい放題。そんなモブキャラの一人、銀行員のガイが主人公。

序盤は彼のいつもの一日で始まる。
目が覚めて、水槽の金魚に挨拶して、毎日同じ青いシャツに着替えて、コーヒーショップで同じ種類のコーヒーを買って…、前日に銀行が強盗に襲われようが、鉄砲で撃たれようが、朝になればいつもと同じ一日。

そんなある日、ガイはある女性プレイヤーキャラを見かける。あの女性、夢に出てくる女性かも。どうしても話しかけたいと思い始めるガイ。だけど、モブキャラはプレイヤーキャラには一切こちらから関わってはいけないルール。だけど、ガイは話しかける。
そこから大きくゲーム内の世界が変わっていく。

ゲームの中の世界を描く映画はまあまあある。この前レビューを書いたトロンもそうだし、ジュマンジもそう、レディ・プレイヤー・ワンなんかも凄く面白かった。
でも、基本プレイヤーが主人公、当たり前だけど。

そこがこの映画の面白いところで、主人公はリアルワールドでは実体のない存在。ゲーム内にしかいない存在というのが独創的。
でも、その存在がいつしか現実世界にも影響を与えていく。まずゲームのプレイヤーたちが魅了され、更には想像主たるゲーム開発者たちの世界も…。

ガイのいかにも無垢なモブキャラクターは嫌味が無くて全方位で応援したくなるし、途中からもうモブキャラたちが愛おしくて仕方なくなる。
終盤に出てくるキャラの”決めぜりふ!”にもズコーっとなりつつも愛おしい。

後味も爽やか、いつ観たって絶対ニコニコして観終われる。
なので、何度も観たくなる、そんな映画。

ハルクマール