劇場公開日 2019年9月27日

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「拍子抜けするほど単純明快、でも涙」パリに見出されたピアニスト ピンクマティーニさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0拍子抜けするほど単純明快、でも涙

2020年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

才能ある若者が周りに支えられ、それを開花させるという既視感いっぱいのよくあるストーリーでした(笑)。 こちらのレビューを見て評価がとても高いことに驚いたぐらいです(笑)。
これから起こることも予想できるしうまくいきすぎるストーリーなのですが、それでもラストは涙涙でした。
とくにじんと来たのは、女性教師が自分の経験をもとに主人公を諭すシーン。こんな風に若い人にいい影響を与えられるオトナになりたいものです。
鑑賞後ふと思ったのは、主人公はピアノの英才教育を受けていないからこそ、また貧しくて思い通りに行かない人生だからこそ、ピアノにその怒りや悲しみをぶつけ、独特の個性が花開く演奏ができたのではないか。
フラメンコなどを見ていても、スペイン人ダンサーの洗練された踊りとロマ(ジプシー)の人たちの粗野だけど魂を揺すぶられるような踊りは、彼女たちの境遇から来たものではないかと思うからです。そういう意味では、ぬくぬくとした環境で育った日本人の私たちがどれだけレッスンを積んでも、彼女たちのような踊りの境地へは永遠に到達できないのだろうなと思いました。

ピンクマティーニ