劇場公開日 2019年9月27日

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「ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番」パリに見出されたピアニスト ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番

2019年9月27日
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ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番
これは、誰もが一度は耳にしたことがある作品で、作中でも語られる、そのエピソードもあまりに有名で、主な登場人物の人生も、それぞれ、この作品に重ね合わされて設定されたように思う。

そして、誰もが一度は…と書いたのは、浅田真央さんのソチのフリープログラムの曲でもあるから。
多分、中学の音楽の授業で聴くことがあるようにも思うのですが、とにかく浅田真央さんの、あの演技の曲です。
当初、浅田真央さんは、ロシア・ソチでの開催だから、ロシアの作曲家の作品を選んだみたいなうがった見方をする人もいましたが、これまでの浅田真央さんの苦難を考えると、僕は、浅田真央さんも、この作品に自分の人生を投影していたのではないかと思っています。
また、浅田真央さんは、バンクーバーでもラフマニノフでしたし、そんなロシアだからラフマニノフなんてことはしませんよ。

ちょっと出来過ぎなストーリーだけど、オリジナル・タイトルで、指が未来を拓く…も、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を感じさせるタイトル。
悪者も出てこないし、良いじゃないですか。

ワンコ