劇場公開日 2020年2月21日

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「叙情的映像の連なり」名もなき生涯 SHさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5叙情的映像の連なり

2020年3月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

見事なロケーションと、絵画のような映像が、叙情的に連なっていたという印象。
質の高い映像と音楽の絡み合いは素晴らしいとは思ったけれど、どうしても退屈感が拭い去れず…しかも長い。
静かに抵抗し続けた者の思いを描こうとしている志は理解できるけれど、抵抗の根底にあるものがあまりに弱すぎる─そう思ってしまうのは信仰というものを持たない自分が原因なのか…
倫理的な反戦なら理解できる。けれど、この作品はそれとは違うと思わざるを得ない。
英語とドイツ語が混在しているのは、雰囲気とか分かりやすさを重視しているというふうに捉えたけれど、見方を変えると、連合国側の逆プロパガンダとも取られかねないような…まぁ飛躍しすぎですけど。
この映画を見ようとしたきっかけは、予告でグレツキの悲歌のシンフォニーに乗せて流れる映像が素晴らしかったから。実際に作品を見ても、その音楽と映像の親和性は素晴らしかったけれど、いかんせん、その部分が短い─というより、短いカットで繋いだところでやっぱ全体的に長すぎます。
相当疲弊させられた映画でした。

SH