劇場公開日 2020年10月30日

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「その時代を知る者としては」罪の声 映画鑑賞1000作さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0その時代を知る者としては

2020年12月4日
iPhoneアプリから投稿

グリコ森永毒入り事件、懐かしい。事件そのものより、あのキツネ目犯人の不気味な似顔絵がトラウマのように脳にこびりついている。連日のテレビニュースで映ったあの似顔絵は、(自分を含め)当時の子供には心地悪い記憶となっているだろう。
原作は読んで無いが、あくまでも推理としての犯人像と犯罪目的は面白い説だなと納得。しかしあくまでも想像。だからこその実会社名を使わないところ、なんか不自然というかムズ痒くスッキリしない感じ。いっそ、あくまでもフィクションとしながら、グリコと森永の社名のままの潔さが欲しかった。
小栗旬の抑え気味でありながらのふて腐れ感とその後の躍動感の演技は、近年で一番ハマって見事。
上司役の古舘の存在感と演技力は秀逸、本当良い味出す役者だと再認識。
しかし星野源がね。あくまでも私的な評価だが、涙したりや感情を剥き出しにしての演技も、やはり素人っぽいというか下手なのは全く変わらないなと。彼の女性ファンには怒られそうだが。

映画鑑賞1000作