劇場公開日 2020年10月30日

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「若葉竜也、宇野翔平が相変わらずいい◎」罪の声 まつこさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5若葉竜也、宇野翔平が相変わらずいい◎

2020年11月28日
iPhoneアプリから投稿

壮大なストーリーというか、過去の事件を掘り下げれば掘り下げるほど真実や辛い過去が明らかになっていく内容だった。でも、事件を探っているメイン2人が今現在悲惨な状況になっているわけではないので第三者的な目線から見れて、見ている私はそこまで辛い思いをする事はなかった。あまり辛い思いをしないのは良いところでもあり、変な話感情移入や緊張感的なものは薄かったかも…。
でも基本的に事件の内容やストーリー展開やメイン2人の出会いや脇役の豪華さなどなどは…充実していて良かった。私の観た感覚的には「新聞記者」に近いかも。テーマも内容もキャスティングも充実しているし魅力的な俳優陣なのだけど…一人一人のキャラクターが、なかなか惹きつけられなくて…。良い人物も悪い人物も。(私にはちょっと難しかっただけなのかもだけど)
変にドラマティックに大袈裟な感じにして欲しい訳ではないけれど、この映画に関してはメインキャラクターよりも脇役陣のほうが惹きつけられたような気がする。だからその人達が出てきた時は「おお」と目見開いて食い入るように観てたかな。若葉竜也とか宇野翔平とか。相変わらずとても良い◎
モチーフとなったらしい実際にあった事件のことを私は知らないから、あまり心に響かなかったのかな…。観た人達のレビューを観ると、作品の魅力が分かってくるし伝わってくるから、純粋に羨ましい気持ちになった。
なんだかんだ言いつつ、野木脚本は、実際に起こった事件や社会問題や業界でしか知り得ない事象をテーマにしたり折り込んだりした作品を映像脚本にするのが本当上手くて凄い。これからもファンとして見続けます…!

まつこ