劇場公開日 2021年4月23日

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「まさに圧巻。豪華キャストで描く、アクション大作の集大成!!」るろうに剣心 最終章 The Final 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0まさに圧巻。豪華キャストで描く、アクション大作の集大成!!

2021年8月24日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:宿敵の暗躍を前に、己の過去を背負い立ち向かっていく剣心の姿や、そんな彼と共に戦う登場人物達の姿が、感慨深くてカッコイイ。怒涛のアクションの連続は、まさに圧巻。
否:予備知識は必要不可欠で、知らずに観てもそれほど楽しめない。殺害シーン等もかなり多め。

 特に前作までの説明はしてくれないので、原作や前作までの何らかの予備知識は必須です。逆に知らずに観ても、色々な人物が沢山登場してくるので、何となく分からないまま終わってしまいそうです。
 剣心のこれまでの死闘によって築かれた、平和な社会。しかし剣心へ強烈な憎悪を燃やす男・雪代縁によって、“人誅”という名の殺りくや破壊が始まった時、剣心が己の過去から逃げることなく立ち向かっていく姿が、どこか切なくも非常にカッコイイです。
 そしてそんな剣心の窮地に、左之助や斎藤一、四乃森蒼紫や巻町操等、かつては時にしのぎを削った者達が一堂に会していく姿は、お約束ではありますが、観ていて思わず感動してしまいます。それから個人的には、何といっても神木隆之介さん演じる瀬田宗次郎の参戦が、とってもステキでした。
 言わずもがな、アクションはまさに圧巻の一言。作品を追うごとに激しさを増す、息をもつかせぬド迫力の殺陣シーンの連続に、終始圧倒されてしまいます。
 ONE OK ROCKの主題歌「Renegades」も絶妙にマッチしていて、印象に残ります。最後にしてエピソード0でもある「The Beginning」と併せて、是非ご覧になってみて下さい。

門倉カド(映画コーディネーター)